るるどの覚書
全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、日本での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。
一人で生活している派遣社員
今、闘病生活を送っている友人がいる。一人は短大卒女性。もう一人は大卒女性。
二人に共通していることは、ストレスが原因で心身を病んでしまったこと。
アパートを借りひとりで生活しながら派遣社員として会社に勤めていたこと。
二人が働いていた頃、私は日本にいなかった。
日本で派遣社員として働くということがどんなことか、ぴんとこなかった。
別に生活に困っている様子もなく、普通に毎日を送っていたように思っていた。
でも、違った。半年に一回の契約更新。次の契約の更新ができなかったら、次のアパート代、生活費はどうしようという心配が絶えなかった。病気になったら、もう人生終わりだといつも感じていた。
同じ職場で、隣のデスクで、同じ仕事をしている正社員の待遇と自分の待遇を見せつけられながら毎日職場に通っていた。もっとがんばれば正社員になれるからちょっとのがまんと派遣会社や同僚に言われ、頭の前に正社員というニンジンをつる下げられて、人一倍残業もこなし、仕事も効率的にがんばってこなしていた。
結局は、二人とも違う病気だけれど、身体的、精神的に病んでしまった。一人は契約満期を機に退職。もう一人は、契約期間中に、病院に入院せざるを得なくなった。その人のかわりに、すぐに他の派遣社員が採用され、その人の荷物はダンボールに詰められて、入院中に早く取りに来てくださいと通知があったという。
私はたまたま二人は過労で体調を崩したとばかり思っていたので、彼女らの体調の不調と派遣社員として働いていたことを重ねて考えたことはなかった。今、振り返って二人の状況を考えてみると、やはり派遣社員として、長期間、不安定な雇用契約の中で、“派遣社員だけ”差別されていると感じながら正社員と同じ職場で働き、正社員にするからという言葉に駆り立てられ正社員以上にがんばろうとしてきた疲れ等を考えると、そうとうのストレスだったのだろうと思う。また、正社員が待ちに待っている5月や8月やお正月頃の長期休暇のある月は給与がだいぶ少なく、二人の収入は減り、休暇なんかなければいいのにと感じていたという。(話はそれるけれど・・・、知り合いに官庁や役所で、派遣社員として働いている人たちがいる。その人たちの不満感、差別されているという感覚は、民間企業に派遣されている派遣社員より大きい。)
派遣社員というのは、英語ではtemporary employeeだ。一時的に雇われている臨時社員ということだ。日本語で派遣社員というと、どこからか派遣される社員という意味で使われがちだけれど、“臨時”ということがぬけてしまう。臨時社員として一時的に雇う時は、正社員が産休で休んでいる一年間その人のかわりの社員を雇うとか、または組織が一時的に専門知識や技術を持っているコンサルタント等の専門家を必要としているとき、または限られた季節に発生する仕事をこなす人を必要とするとき等に限るべきなのだと思う。
日本では、派遣社員が10年以上も同じ仕事を同じ会社でしている現状がある。これは変だと思う。
女性がやる仕事は派遣の仕事という位置づけをしている会社も増えていると感じる。組織や会社として、常に必要な人材は派遣社員として長期間勤労させるべきではないと思う。日本では、「派遣社員」、が「臨時社員」でないことも多い。臨時社員であるべき、派遣社員が10年以上働き、正社員が数年で転職という場面もよくある。一時的に雇われるべき立場で働いている派遣社員のほうが正社員より長く働いているというのはとてもおかしい。(日本語だとそのおかしさが伝わりにくいけれど、派遣社員ではなく、【臨時社員・temporary worker/employee】という日本語にすると何が変だかわかってくると思う。日本が世界から取り残されたくないのならば、孤立したくないのであれば、世界に通じる訳語を使うべきだ。日本の大企業に都合のよい、作為的な訳は使わないほうが良い。はっきりって誤訳だ。)。
今、私が仕事をしている企業では、新卒(高卒・大卒)で入ってきた社員以外の事務をこなす人はみんな派遣社員。そんな派遣社員の多くは長期派遣社員。以前はパートだった女性たちが今は派遣社員。派遣会社が雇う派遣社員のほうが、直接に雇用しているパートやアルバイトよりも、人事に関わる諸経費、事務処理等が省け、会社の経費負担が軽減されるとのこと。ほとんどの人たちは子供持ちの主婦らしい。事務職がなければ、組織は維持継続できないのに、女性のこなしているような事務は正社員の仕事だとは思われていない様子。辞めればすぐ、他の派遣社員が送られてくる。事務仕事をしている正社員と仕事の内容は同じ、だけれど報酬は正社員の3分の1〜2分の1.15年働いても昇給、ボーナス、交通費、産休、他の手当て、会社の研修参加機会等はない。
今は、周りを見回すと事務をこなす派遣社員だけでなく、会社の戦力になるような仕事をこなす派遣社員も多く配属させている。でも労働条件は事務の派遣社員と同じ。時給が数百円違うくらい。
男性の派遣社員もたくさんいる様子。工場で働いていたり、CADを使う仕事に携わっていたり、いろんな場面に派遣社員が置かれている。
派遣社員というと“社員”と聞こえるけれど、日本では「派遣社員=人事責任・作業を委託された派遣会社が、お客(組織・会社)の都合で、職場に送る(短期又は長期)アルバイト。」
ちなみに、会社の清掃や食堂や売店は、子会社に、丸投げ委託されているので、主に子会社の社員やアルバイトがこなしているとのこと。(仕事の出来ない正社員、でもリストラ出来ない正社員は、子会社で働らかせてもらっているとのこと・・・。)
アルバイトしながら(派遣社員として)、長い間一人生活し続けるって、そうとう大変なことだ。
雇用を守るために経営を悪化させてはならないという大義名分のために、企業のすべての人事が委託され、すべての社員・職員が、“派遣社員”のような状況に置かれる日も、そう遠くはないんだろう。
二人に共通していることは、ストレスが原因で心身を病んでしまったこと。
アパートを借りひとりで生活しながら派遣社員として会社に勤めていたこと。
二人が働いていた頃、私は日本にいなかった。
日本で派遣社員として働くということがどんなことか、ぴんとこなかった。
別に生活に困っている様子もなく、普通に毎日を送っていたように思っていた。
でも、違った。半年に一回の契約更新。次の契約の更新ができなかったら、次のアパート代、生活費はどうしようという心配が絶えなかった。病気になったら、もう人生終わりだといつも感じていた。
同じ職場で、隣のデスクで、同じ仕事をしている正社員の待遇と自分の待遇を見せつけられながら毎日職場に通っていた。もっとがんばれば正社員になれるからちょっとのがまんと派遣会社や同僚に言われ、頭の前に正社員というニンジンをつる下げられて、人一倍残業もこなし、仕事も効率的にがんばってこなしていた。
結局は、二人とも違う病気だけれど、身体的、精神的に病んでしまった。一人は契約満期を機に退職。もう一人は、契約期間中に、病院に入院せざるを得なくなった。その人のかわりに、すぐに他の派遣社員が採用され、その人の荷物はダンボールに詰められて、入院中に早く取りに来てくださいと通知があったという。
私はたまたま二人は過労で体調を崩したとばかり思っていたので、彼女らの体調の不調と派遣社員として働いていたことを重ねて考えたことはなかった。今、振り返って二人の状況を考えてみると、やはり派遣社員として、長期間、不安定な雇用契約の中で、“派遣社員だけ”差別されていると感じながら正社員と同じ職場で働き、正社員にするからという言葉に駆り立てられ正社員以上にがんばろうとしてきた疲れ等を考えると、そうとうのストレスだったのだろうと思う。また、正社員が待ちに待っている5月や8月やお正月頃の長期休暇のある月は給与がだいぶ少なく、二人の収入は減り、休暇なんかなければいいのにと感じていたという。(話はそれるけれど・・・、知り合いに官庁や役所で、派遣社員として働いている人たちがいる。その人たちの不満感、差別されているという感覚は、民間企業に派遣されている派遣社員より大きい。)
派遣社員というのは、英語ではtemporary employeeだ。一時的に雇われている臨時社員ということだ。日本語で派遣社員というと、どこからか派遣される社員という意味で使われがちだけれど、“臨時”ということがぬけてしまう。臨時社員として一時的に雇う時は、正社員が産休で休んでいる一年間その人のかわりの社員を雇うとか、または組織が一時的に専門知識や技術を持っているコンサルタント等の専門家を必要としているとき、または限られた季節に発生する仕事をこなす人を必要とするとき等に限るべきなのだと思う。
日本では、派遣社員が10年以上も同じ仕事を同じ会社でしている現状がある。これは変だと思う。
女性がやる仕事は派遣の仕事という位置づけをしている会社も増えていると感じる。組織や会社として、常に必要な人材は派遣社員として長期間勤労させるべきではないと思う。日本では、「派遣社員」、が「臨時社員」でないことも多い。臨時社員であるべき、派遣社員が10年以上働き、正社員が数年で転職という場面もよくある。一時的に雇われるべき立場で働いている派遣社員のほうが正社員より長く働いているというのはとてもおかしい。(日本語だとそのおかしさが伝わりにくいけれど、派遣社員ではなく、【臨時社員・temporary worker/employee】という日本語にすると何が変だかわかってくると思う。日本が世界から取り残されたくないのならば、孤立したくないのであれば、世界に通じる訳語を使うべきだ。日本の大企業に都合のよい、作為的な訳は使わないほうが良い。はっきりって誤訳だ。)。
今、私が仕事をしている企業では、新卒(高卒・大卒)で入ってきた社員以外の事務をこなす人はみんな派遣社員。そんな派遣社員の多くは長期派遣社員。以前はパートだった女性たちが今は派遣社員。派遣会社が雇う派遣社員のほうが、直接に雇用しているパートやアルバイトよりも、人事に関わる諸経費、事務処理等が省け、会社の経費負担が軽減されるとのこと。ほとんどの人たちは子供持ちの主婦らしい。事務職がなければ、組織は維持継続できないのに、女性のこなしているような事務は正社員の仕事だとは思われていない様子。辞めればすぐ、他の派遣社員が送られてくる。事務仕事をしている正社員と仕事の内容は同じ、だけれど報酬は正社員の3分の1〜2分の1.15年働いても昇給、ボーナス、交通費、産休、他の手当て、会社の研修参加機会等はない。
今は、周りを見回すと事務をこなす派遣社員だけでなく、会社の戦力になるような仕事をこなす派遣社員も多く配属させている。でも労働条件は事務の派遣社員と同じ。時給が数百円違うくらい。
男性の派遣社員もたくさんいる様子。工場で働いていたり、CADを使う仕事に携わっていたり、いろんな場面に派遣社員が置かれている。
派遣社員というと“社員”と聞こえるけれど、日本では「派遣社員=人事責任・作業を委託された派遣会社が、お客(組織・会社)の都合で、職場に送る(短期又は長期)アルバイト。」
ちなみに、会社の清掃や食堂や売店は、子会社に、丸投げ委託されているので、主に子会社の社員やアルバイトがこなしているとのこと。(仕事の出来ない正社員、でもリストラ出来ない正社員は、子会社で働らかせてもらっているとのこと・・・。)
アルバイトしながら(派遣社員として)、長い間一人生活し続けるって、そうとう大変なことだ。
雇用を守るために経営を悪化させてはならないという大義名分のために、企業のすべての人事が委託され、すべての社員・職員が、“派遣社員”のような状況に置かれる日も、そう遠くはないんだろう。
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