るるどの覚書

全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、北欧での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。

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2008/06/12

過酷な労働環境‐見てはいけないものを見てしまった

先日、ある工場へ見学へ行った。
工場へ入ると、みんなマスクをしていた。作業着は真っ黒。

ひどい臭いもした。粉や砂も飛んでいた。

工場で働いている人たちの60%以上が、派遣社員だという。

しかも多くの外国籍の労働者だと言う。黒人の人たちが一番過酷な仕事をやっていたと思う。
今は、中国から来た人は一人で、多くは中南米とアフリカから来た労働者で奥さんは日本人だと言っていた。外国人が多いと聞いた私がびっくりしていたら、現場の人は「日本人はこんな仕事やりたがらない。やるのは外国人くらい」と言っていた。

中南米の人たちやアフリカの人たちは日本でそれほど差別されているのかと私はショックを受けた。それだけ日本では“普通”の仕事が見つけられないのだろう。こんな風に外国人労働者を扱っている日本社会はいつか、しっぺ返しを受けると思う。日本人が外国へ行って「こんな仕事は日本人くらいしかやる人たちがいないよ」と言われて過酷な労働をこなさなければならない状況に置かれたらどう感じるだろう。

あと気になったのは、障害者もいた。なんで障害者をそんな過酷な労働現場で働かせるのか。これまたひどい。

一時間の工場見学後、うがいをしたら、口から黒いすすのようなものが出てきた。頭も痛かった。

今日は喉が痛い。

あんな工場があるとは知らなかった。
私が、もっと労働環境をよくして、労働者ももっと気持ちよく働ける現場をつくったらいいのにといったら、「お金がかかるからね・・・」と言われた。近隣の人たちからも、風向きによって、悪臭や粉・砂の苦情があるという。そうすると総務の人たちが、お金をつつみ、菓子を持って謝りに行くという。でも何も現実はかわらない。反省もない。ただ、その場しのぎに、いかにも申し訳ない様子を見せ、頭をさげるだけ。変なの。

会社の人が「工場の内部にはもっとひどくて見せられない部分もあるんだよ」と言っていた。その部分の作業については、同じ工場内の作業でも、外部の会社に丸ごと委託しているという。大企業の社員には出来ない仕事、大企業の社員は誰もやらないほどひどい過酷な仕事らしい。委託された会社はどのようにしてその「誰もやらない仕事」をこなしているんだろう。不思議が増えた。
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≪ 秋葉原ホームほうれんそう 報告 ≫

Comment

こんばんは、今日の記事は衝撃ですね・・・。
なんだか先日の事件の背景とも一部重なって見えました。
命を削って労働をして命をつなぐ・・・こんな事は決してまともではないですよね・・・。
悪徳経営者ならびに我良しの社員様達には必ずや天誅が下ると思います。

ぉιょぅさん

コメントどうもありがとうございます。

ええ、重なって見えますね・・・。

でも、そんな労働を強いている会社の経営者は、“悪徳経営者”と言われている会社ではないのです。長い間、日本経済を支えてきているといわれている大企業がそんなことを、そ知らぬ顔をして“普通”にやっているのです。利益だけ吸い上げて・・・。

心の底から、とても悲しくなります。

そうなんですか・・・。それは余計タチが悪いですね。
自覚のないまま(欧米型)資本主義と言う悪魔に心取り憑かれてしまったんですね、経営者もサラリーマンも。
そう言えば興味深い記事がありました。是非ご覧になって下さい。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/yui_no_kokoro/list/200805/CK2008051102010405.html
僕は当時の事を知らないのですが、かつては多くの職人が企業を支えていたと聞きます。彼らが再び尊敬される日がやってきて欲しいです。

ぉιょぅ さん

コメントどうもありがとうございます。

早速、リンクの記事を拝読いたしました。
考えさせられることの多い記事ですね。

職人さんたちの大切にしていることと大量生産型の工場の価値はあまりにも乖離しすぎているような気がしてなりません・・・。職人さんはどんな時代も尊敬されるべき存在だと思います。が・・・、職人さんの技術の安売り、また質より量、なによりもスピード・・・そんな“常識”がまかり通っている非情な世の中では職人さんたちは生き残っていけません・・・。

一概に(欧米型)資本主義が、工場の環境を悪くさせたとも言い切れません。欧米の工場はすでに巨大な投資がされて、機械化されています。人間は環境のよいところで働けるようにと、経営者も労働者を大切に扱っています。労働組合も黙っていませんし・・。しかし、日本の場合、企業は「工場の環境の向上のための投資なんてできない。お金がない。」「機械化したら、人の仕事がなくなる。」なんていいわけして労働者の環境なんて考えていないような気がしてなりません。欧米の工場のほうが私は労働者に優しいと思います。
欧米の人たちが日本の工場見学をすると、「なんて非人間的な労働環境で働いている人たちがいるんだろう・・・」と驚いています。

>>一概に(欧米型)資本主義が、工場の環境を悪くさせたとも言い切れません。

あぁ、確かにそうですね。欧米型では大型の設備導入を行って効率的な製造を行うというのが一般的ですよね;すいません、ちゃんと考えれば分かりそうな事なのに一方的に「悪」と決め付けてしまいました・・・僕の悪い癖です、気をつけたいと思います。
となると、合理的な欧米型資本主義が日本に入ってきたことで、日本の労働環境と融合した新しい形の資本主義が生まれてしまったという事なんでしょうね。
汗水流して働くことは素晴らしい事だと思うのですが、非効率な仕事、人がやるべきでない仕事をわざわざ人を使ってやることはないのにな・・・。小さな会社ではやむを得ない部分もあるのでしょうけど、ある程度お金があるのに改善をしない所は変だなぁと思ってしまいますね。最低限「人」が働くための環境は整えるべきなんでしょうけどね、日本の経営者はどこで道を誤ってしまったんだろう?

あ~だらだらと長文すいません。オチもなくて^^;
いつも僕の拙いコメントに丁寧に返事下さってありがとうございます^‐^

ぉιょぅ さん

コメントどうもありがとう。

私も汗水流して働くことはすばらしいことだと思います。でも、それは「生かさず殺さず働かせること」とは異なることだと思います。周りをみると日本では「生かさず殺さず」働かせたり、生かさせたりすることが少なくないような気がしてなりません。労働環境が悪いのであれば、汗水流して働く人たちのために労働環境を良くすべきです。叉、汗水流して働く人たちの労働を評価して、報酬を上げるべきです。
それができないのであれば、そのような悪い労働環境の中での低報酬の仕事は減らすべきです。そのような仕事がなければ、私たちは新たな生き方を模索したり、よりよい仕事を開拓しようとするのではないでしょうか。

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