るるどの覚書

全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、北欧での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。

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2008/04/30

重工業・大量生産の現場と職人とものづくり

欧米にある大企業の大きな工場をいくつか見学してきた。全てが機械化されていて、人の姿がほとんど見られない。人のいるところは工場の中でも特にきれいにされていて、床は木が張られていた。一日立っている人の足腰に負担が掛らないようにといっていた。工場の空気もきれいだった。

欧米のとある大企業の社員たちが日本の工場を見学しに来た。その人たちは日本の工場の非人間的な労働現場をみてショックを受けていた。確かにアクロバットのような動きをしたりして働いている人たちも少なくない。労働者の服は油まみれで、現場の空気も決してきれいではない。私も何度か現場に足を踏み入れたことがあるけれど、一時間いれば、目が痛くなってくる、体に油や機械のにおいが染み付いてくる。日本の大企業は人的資源を使い捨てにはするけれど、大規模な設備投資をして工場現場を働きやすい環境整備するほど自分たちの会社の負担を増やす勇気はない。

先進国のグローバルな重工業界では、大量生産している工場では、もうすでにものづくりの話とか人の存在は、過ぎ去った過去のことなんだとふと思った。そのような工場は機械化され、効率性、生産性あげることが第一。人間をそんな過酷な現場には置かないようにしている気配がした。その一方で、職人たちの世界やものづくりの世界は別にある。手工業に携わる人たちもデザイナーたちもいる。その職人やデザイナーやアーディストたちは大量生産も効率性もほとんど求められない。その人たちのもつ付加価値や特殊な技能に価値が置かれているから・・・。

一方では人間を近寄らせない大量生産の現場があり、もう一方では人間文化が大切にされている職人やものづくりの世界が残されている。それぞれの固有の価値で成り立っている世界を、両立させる社会が理想なのか?と考えさせられる今日この頃。私には答えはない。
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