るるどの覚書

全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、北欧での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。

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2007/11/03

保身、パワーゲーム、グローバリゼーション

一週間くらい派遣社員として働いただけでも、見えてくることがたくさんある。見えれば見えるほど気分が悪くなってくる。(嫌気がさして、会社のある“えらい人”に「来月はここにいるかわかりません」とつい口走ってしまった・・・根性なしの私。いつまで耐えられるんだろう!?言いたいことを言っている派遣社員の私の態度は大きく、生意気であるみたい。早く首にしてくれてもいいのに。生かさず殺さずは嫌だけど・・・。)

職制以上の役職に着く男性たちのパワーゲームがだんだん見えてくる。自分たちの給与や立場や昇格や安定ばかりを考えているのが、彼らの言動の隅々に見えてくる。なんとも気分が悪い。この企業には、女性で職制以上の役職についている人はいないとのこと。女であるだけで、ゲームには参加できないということらしい。女でよかったと、つくづく思う。周りで起きているパワーゲームを見ているだけでも嫌なのに。ゲームに参加できる可能性が自分にあったら・・・と思うだけでもぞっとする。日本のサラリーマンは、こんなにもえげつないゲームの中で終身雇用されて仕事をし続けなければならないの???

      **

派遣社員、アルバイト、短期労働者や下請け会社のことなど全く考えていない“おえらいさん”たちばかりがいる。役職が上にいけばいくほど・・・“洗礼”されていて、“綺麗”な言葉を使い、人当たりはいいような気がする、でも実際は“自分たち”のことしか考えていない。この企業では、正社員は全人員の6割以下に押さえるのがいまのところの目標。すでにいくつかの工場では、7割くらいの人員が非正規の社員であるという。経営会議では、会社の年間業績が目標に達しない場合には、まず簡単に切れる部分は“非正規雇用者”であり、柔軟な経営のためにも4割以上の人員を非正規雇用にしておきたいと明言している。そして、今現在、2000社以上の下請け会社と取引があるとのことだけれど、来年になったら、ほとんどの下請け会社とは取引をやめるとのこと。そのために多少の手切れ金を払うと言っていた。手切れ金も存分に予算に組み込まれている。これからは海外の下請け会社を使い、できるだけ安いものを仕入れていくというのが会社の方針。ということは、これまでこの大企業と取引をしていた日本にある2000以上の会社が縮小するか、倒産するか、廃業するか・・・ということになり、下請け会社の経営者や社員は路頭に迷うことになるかもしれない。そんなことを会社の人たちは痛くも、痒くもなく、なんでもないことのように話す。私はそれを聞いたとき、信じられなかった。今でも考えると心が痛くてしょうがない。いまもまだ大企業との取引がなくなることを知らされていない下請け会社の経営者や社員のことを想像するだけで・・・大企業の冷酷さに吐き気がしてくる。

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役員の給与は一人○千万円。工場で働いていたり、非正規の社員の中には時給800円~くらいの人もたくさんいる。この給与の格差は今に始まったことではないような気もする。いろいろ考えさせられる。一般的に日本では以前は役員の給与は低かったのか?"ブルーカラー"の社員の給与はもっと高かったのか?ちょっと前までは、派遣社員制度は導入されていなかったというけれど、アルバイトやパートの人たちはたくさんいたわけで・・・。その人たちの時給や生活の安定や保障どうだったのだろう。昔から格差はあったような気がしてならない。でも、これまで日本では、一般的に家族の支え合いや夫婦の支え合いがあり、それが会社や社会の中での格差や多くの不備な点を隠してきていた面もあるのかもしれない。以前は会社も家族のような側面を持っていたのかもしれない。家族関係や人間関係にほころびが多くでてきて、個族が増えてきている今、会社や社会の問題を受け止める、補うところはどこにあるんだろう。

      **

グローバールなレベルでの競争に勝たなければ、企業はつぶれて、社員が路頭に迷うという。そんな大義名分のもとに、大企業は合併し、買収し、買収されていく。そんな中で、リストラされていく社員がいる。多くの社員が非正規となる。多くの仕事がアウトソーシングされ、仕事が海外に流出し、国内の仕事が少なくなっていく。そんな荒波の中で、役員やお偉いさんたちの給与や名誉や地位は保証され、給与は益々高くなっていく。株価も安定し、上がり、配当金も増えていく。役員や株主は労働者のことなんて考えていない。会社は、株主や役員のためにあるということがよくわかる。
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≪ どこを見回してもパワーゲーム・・・ホーム制服 ≫

Comment

お久しぶりです

お元気そうで何よりです。
>役員や株主は労働者のことなんて考えていない
まさに同感です。
仲間で初期がんの手術をした人がいて、なかなか仕事に復帰できません。会社はもう彼を居ないものとして配置転換を始めてます。社員のことなんか物としか考えてませんね。
同僚と「健康が一番だね」って話してます。
資本主義の最大の欠陥ですね。なんとかならないのかなあ。

CONSAMA さま

コメントありがとう。お元気ですか。

「資本主義」は、なんといっても『資本』主義。
この仕組みの中では、なによりも資本が大優先されるのでしょう。

労働者は、まるで資本家のために富を増やすための駒か家畜のよう・・・とふと感じてしまうことがあります。

職場でも50代くらいの正社員の男性の人たちが「リストラされるかもしれないよ」と半分冗談?!言っているのを耳にします。

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