るるどの覚書

全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、北欧での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。

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2007/05/28

『光あるうち光の中を歩め』

『・・・生の欲求を実現しようとせずに、いのちの光が弱るままに放置すること、これは人類共通の病のように思える。』
島田啓介さんのVoice in Voiceに書かれていた上記の部分は、思わずペンを取り出してメモ帳に走り書きしてしまったほど、気にかかる言葉でした。

「息をしていても、目を開けていても、歩いていても、生きているのか、死んでいるのかわからないまま、流されるままに生きている人も多いんだろうなぁ・・・」と考えていると、次の言葉が思い出されてきました。“Death is not the greatest loss in life. The greatest loss is what dies inside us while we live."

I know that I want to be alive while I live. Who does not?

そんなことを考えながら、次の日、電車に乗ると、目の前の男性は本を読んでいました。カバーがされていないその本の背表紙を見ると、トルストイの『光あるうち光の中を歩め』でした。昔、読んだことがある本だけれど、再度、読み返してしまいました。この本は、学生の頃、友人がくれた本。

神の愛に満ちた教えに従い、共同体の中で生きたパンフィリウス。俗世界にどっぷりつかり、パンフィリウスのいる世界に行こうと思い立つたびに、迷いや誘惑によって俗世界から離れることのできないユリウスの生き方に自分を重ねてしまいます。

15、16歳の頃、修道院に行って修道女になるとか、出家して尼さんになるんだと言っていたことがある。周りの人たちは「この世でいろんなこと、できるかぎりのことを経験してから、出家したほうがいいよ。この世で経験し残したことがあると、戻ってきたくなるから」と言う。「ああ、そんなものかもしれない。いろんなことをして、たくさんの経験を積んでからのほうがいいのかな」と思った。

学生の頃、看護師になりたいと言ったら「看護師は3Kの仕事。綺麗な仕事じゃないし、肉体労働で大変。あと1年で大学卒業なのに、なんで今頃、わざわざ進路の変更までして看護師になりたいの。社会人になってから、良く考えて、それでも行きたければ、看護学校へ行けばいいじゃない」と言われた。「こんな時期になって進路変更すると、それまで費やした時間もお金ももったいない…仕事に就いてから考えてもいいのかもしれない」と思った。

その後、(ある国で)臨床心理学の博士号を取得し、臨床心理士になりたいと言ったことがある。すると「(その国では)臨床心理士は、精神分裂病やアル中の“病人”を相手にするんだよ。“普通”の人で相談ごとを持っている人たちの相手をするカウンセラーになったほうが、私生活に負担のない働き方ができるよ」と言われた。「(その国では臨床心理士になるためには医師になるのと同じくらい時間や労力をかけていた)人のために相談にのる仕事をしたいのなら、臨床心理士でなく、カウンセラーもいいのかもしれない」と思った。

今、修道女でも、尼さんでも、看護師でも、臨床心理士でもないのは、優柔不断で、意志が弱く、実行力の無い自分自身の責任。楽な方、楽な方へと、内発的に湧き上がる意志や思いや情熱を抑えつけて、最もであるかのような言い訳で自分を納得させ、惰性に流されていく私。(他にも、やりたかったこと、歩みたかった道はあるけれど、今日は上記に書いたことが、特に思い出された…)

今度の決断はどうなることだろう。

いのちの光が消えないうちに、一歩を踏み出そう。

そうしないと、いつか本当に歩くゾンビになってしまうかもしれない。
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≪ 巨悪は最後まで残るホーム薬と私と精神障害者と ≫

Comment

You ARE Living Well

Indecision― Lourdes-san, please don't try to force yourself to do things that you might have done years ago had the conditions been ideal. If you really want to do them now, then please do them.

There's no such a thing as an ideal condition under which one decides what to do, I believe. There will always be some kind of barrier or wall in front of us. What counts is whether he/she really wants to get over it.

Living itself is what we decide to carry on with on a daily basis, isn't it? And you, Lourdes-san, are living well!

Please remember what John said at the age of forty, when he got assassinated in New York.

"Life is what happenes to you while you're busy making other plans."

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好きな言葉:"Differences are not a threat, but a treasure" by Jean Vanier (ジャン・バニエは、尊敬する人の一人です)

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