るるどの覚書

全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、北欧での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。

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2007/04/25

素朴な疑問

わからないことがあるとよく質問をする。

"There is not a stupid question to ask.
Not asking is stupid"だと心の底からそう思う。

(人の心の奥に踏み込むような質問や個人的に攻撃したり、人心を傷つける質問はもちろん控えている。)

素朴な疑問の交し合いはとても楽しい。そんな会話の中では、お互いの知らないことが飛び交い合い、お互いの理解が深まり、世界が広がっていく。

でも日本に戻ってきてからは、「この子の素朴な質問にいらいらさせられるのよ」と言われたり、「子供みたいにいろいろな質問するんだね」「原理主義者なの?原理的な質問が好きだね」と言われたり…する。そんなことを言われると、悲しくなる。そして「当たり前のことについて意識して生活していないんだなあ。知らない自分を知られることがいやなんだなあ。答えを持っていないことに引け目を感じるのかなあ」とふと感じる。「わからないこと」「しらないこと」が折角、与えてくれた、思考し始めるチャンスなのに…。

わからないことをわからないままにすることが美徳であるような、わからないことをわかったふりして、自分の知っていることに話題を移すほうが得策であるような場の空気。

ある時、素朴な質問をしたら「なんて恥ずかしい小娘!!!!」と大声で怒鳴られた。

不思議な体験だった。怒鳴った人がかわいそうだった。(この特定の場面では、怒鳴られたこともびっくりしたけれど、それよりも、質問の途中でさえぎられてしまったので、得られたかもしれない返答が得られないままになってしまったことが残念だった…。また、怒鳴った人に対しては、みせたくなかったであろう言動を公の場で引き出してしまい、悪かったと思う。けれど、二人だけの密室ではなく、みんなの目があったので良かったと思う。他の人たちの反応も勉強になった。無反応の人がほとんどで、一人の男性が私のことを気の毒に感じてか「海外ではどうなの?」などといろいろ声をかけてくれていた…。)

たぶん、また、同じような場面で、知らないことがあったら、私は質問すると思う。質問するたびに、知らなかったことについて知ることができる。「そうなんだあ。知らなかった。そんなこともあるんだ!」という発見がある。世の中には、知らないことばかり。知らないことを知らないままに、わからないことをわからないままにしておいたら…、折角の時間がもったいない。

*************************

きっとどこかに「真実」はあるって心の中で信じているからいろんなことを見聞きしたくなるんだと思う。知れば知るほどその真実に近くなるような気がするんだろう。でも最近は、そうではないのかもしれないと感じることもある。たくさんの知識を広く浅く収集するよりも、ひとつの道を究めることで得られることのほうが「真実」に導いてくれるような気がする。ひとつのことを極めると、それがなんであっても、突き詰めた究極の部分は普遍化でき、「同じ何か」を共有することのできる接点を持つことができるのかなとも思ったりする。
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≪ クラウン  ホスピスにてホームDevil's advocate ≫

Comment

「対話」ということができない歴史と伝統が、この国にはあるようです。質問をされると、深まるはずですが、時に、先生の方が、真にわかっていないと答えられなかったりします。だから、怒るのでしょう。みんなが、考えないほうがいいと、されている気がします。

こんばんは

うみぼうずさん

コメントありがとうございます。
「対話」まさに、そうですね。
建設的な「対話」は、対話の当事者たちにも、聞いている人達にも実りが多いと思うのですが・・・。

本当は「対話」には答えは必要ないんだと思います。
生徒の質問にたいして、先生が答えられなかったら、なぜ「それはすごい質問だね!一緒にみんなで考えてみよう!」とか「先生はわからないけど、誰かわかる人いるかな?」とクラスの生徒に質問を投げかけてみたり、「その質問はすばらしいから、図書館へ行って調べてきてもいいね。私も調べてみるから」などと言えないのでしょう。

「先生」と呼ばれる人が、すべての答えを持っているとお互いに期待するのは、「恐ろしい」ことだと思います・・・。

ああ、そうなんですね!答えを言う必要はないのですねー。わからないことを恥と思う必要もない。

答え

うみぼうずさん

コメントありがとう。
残念なことに、「答え」を持っていないことや「わからない」ことが、恥であるかのような教育がまかり通っているんですよね・・・。

思考できる人や言える力を持つ人にとっての「思考の浅さ」や「わからないことをわからないと言えない」ことのほうが、恥ずかしいとは言いたくないけれど、とても悲しいことだと思う。

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