るるどの覚書

全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、北欧での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。

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2007/04/13

東京ヒルトンとクリスピークリームと高島屋・東急ハンズと都知事選と・・・

都知事選の前日の土曜日に、東京ヒルトンにて所用があり、新宿へ行きました。

東京ヒルトンにはいると、そこは異空間、日本ではないみたい。アジア諸国や欧米諸国からの観光客、ビジネスマンなどなど、いろいろな人種の人たちが交じりあい、いろいろな言語が交わされていました。≪そんな空間がとても心地良かった。虚の世界だとはわかっていても、そんな空間があたりまえだった世界にまた戻りたい…。今の生活からは、ほど遠いそんな世界に浸っていた頃の自分を思い出すとふと悲しくなった。その場にいた人たちがとても遠い存在に思えた。でも、さすがに、24時間後には、土があり、大きな空の見える場に戻りたくなってしまったけれど…。そんな世界が日常であるような生活を何十年も送っていると、いろんな意味で病んでくる…人たちも少なくないと思う》
※人工的に作られた、昼も夜もわからなくなるようなきらびやかな室内

久しぶりの新宿だったので、ついでに新宿駅の南口周辺へ向かいました。そうすると「クリスピークリーム」が見えてきました。話には聞いていたけれど…。ドーナッツを買うためにできた長~い列。小麦粉を油で揚げて溶かした砂糖をかけたドーナッツを買うための待ち時間2時間!≪人は目新しいものが好きなんですね。二時間待って買ったと言えば、職場や学校での話題にもなるのかも…。海外にいたときに「クリスピークリーム」に頻繁に通って、1ダース買って持って帰っていた頃もあったけれど、その頃は朝食には、100%のジュースと紅茶とドーナッツ(またはシリアル)とヨーグルトと果物のような生活だった…。今、日本でわざわざ食べたいと思わない。甘いものが食べたくなると、ドーナッツより「たい焼き」が食べたくなる。朝食だったら納豆とご飯とお味噌汁のほうがよっぽど健康的でいい。≫

それから、南口にある高島屋・東急ハンズへ。入ったとたん、人、人、人、人、人、人、人!酸欠で倒れる人は、いないのかなあと不思議になる。東京に行くと「お金で買えないものはない」「お金があればほしいものは何でも手に入る」「お金が無いとなにもできない」かのような感覚に襲われます。周りを見渡すと、みんななんとなく物質的には満たされていて、生活には困っていない様子。混雑したデパートの中では、人は前に歩くことに一生懸命だったり、売り物に目を奪われているので、顔には表情があまり無く、心の中は???わかりません。

お金をそこそこ持ち、一人ではどうにもならないような困難な状況に置かれていない多くの人びとは、益々巨大化し、「便利」になり、「小奇麗」になっていく今の東京に満足しているんだろうなと思いました。満足していないとしても、都政に強い関心を持つように動機づけられるような日々の生活に関する大きな不満や具体的な困りごとはないのかもしれないなあと…。そして、大地にふれることのできない大都会、土の見えない大都会、自然の循環にふれることのできない大都会で生活や労働をしていると、お金や国家を含めた巨大な管理組織に依存し、大きなものにすがる以外に安心感を獲得する術がなくなってくるのかもしれないと…哀れにさえ感じました≪自分も含めて…。哀れというより、恐ろしい現実。まさにそれはジョージオーウェルの描く「1984年」の世界!≫

そして、日曜日の夜、石原都知事の再選を知りました。
*****************
月曜日、本屋に立ち寄った時「小農はなぜ強いか」という本に出会いました。

「小農はなぜ強いか」
≪著者:守田志郎 解説:徳永光俊  2002年 人間選書
初版は1975年に出たもので、守田氏は30年以上も前に今の日本の姿をすでに見ていたことがよくわかります。今、日本が置かれた状況についての本質を見抜きながら、丁寧に書かれた本です。是非、是非、一人でも多くの人に読んでもらいたい一冊。≫

週末に東京の大都心で見た風景と「小農はなぜ強いか」に書かれている守田氏の言葉を付き合わせただけでも、石原都知事は再選されるべくして、再選されたような気がしました。≪もちろん他にもいろいろな要因はあるんでしょうけれど…。≫
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≪ 失恋とライフルと私ホーム働きたいと願っている人との会話から ≫

Comment

You said it!

るるどさん、

まさに私が新宿や渋谷、銀座などなどに行くたび(もちろんしようがなくて行くことがほとんどで、めったに行くことはありませんが)に感じることを見事に表現してくださっています!

小金持ちはそこそこ満足いくんでしょうな、この国は。そして小金持ちと思っている人が多数派であり、あるいは棄権ということで特定の団体の組織票の価値を上げさせてしまっているのですね。

自分が投票したってたったの一票、何も変わりゃしない、さらにどうせ与党が勝つなら、とりあえず自分が小金持ちでいられる<今まで>と変わりはしないのだから、ま、それでいいかっていうようなことでしょう。

いろいろ世界では起こっているらしいけれど、日本も何やらきな臭い方向に行っているとかとも仄聞するけれど、まあ、劇的に変わるなんてことはまずないだろうし、天災さえ気をつけていりゃいいだろうな、それに天災なら平等にみんな襲われるんだから、しようがないし。

そんなところでしょうかね。

私も田舎暮らしがしたいです。早くね。

ところで、とてもすてきな体裁となりましたね!

このフォーマットはいいね。
この日記、まるでガリバー旅行記のよう。本当に新鮮な目で物事を見直すような、この世では異人であるようなその人の目で見た風景の叙述。ありありと「自分が感じていながら押し込めていたもの」を感じさせてくれます。

MNEMOさん

コメントどうもありがとう。
東京に行くと、特に、お金の威力を感じます…。

なんか、気の滅入る出来事ばかりが目に付く今日この頃・・・どうしたら、自然の循環の一部分を担う人間として、また、大きな宇宙の小さな人間として、道を外さずに生きれるんだろうと夢想しています…。(あ~「時間の無駄!もっと効率的に、合理的に働け!生産しろ!」という声がどこからか聞こえてきそう!!!!(笑))

jkskさん

こんぱんは!
「ガリバー旅行記」とは、考えていませんでした!そんな視点かも知れませんね。ふと、「パパラギ」を思い出しました。

なんか、自分はどこへ行っても根無し草で、距離を置いて生活を見て感じることしかできないのかなあとふと悲しくなることもあります。

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好きな言葉:"Differences are not a threat, but a treasure" by Jean Vanier (ジャン・バニエは、尊敬する人の一人です)

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