るるどの覚書

全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、北欧での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。

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2007/03/05

誕生日

ある男性が腕に包帯を巻いていた。どうしたのと聞いたら、「先日、殺されそうに、娘に…。あの時は、死ぬ覚悟をした」という。大学生の娘さんが包丁を持って、お父さんに向かっていったという。

その“事件”には、他人が知りえない深層がある。

今日はその娘さんのお誕生日。もし、娘さんが、お父さんに手紙を送るとしたら、こんなことを書くかもしれないと思った。(注:私が勝手に想像して書いたもので、娘さんが書いたものではありません。)

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おとうさんへ

ごめんなさい。昨日、お父さんに頭にくることを言われ、正しい言い分に、言い返すことができなかった私はすぐそばにたまたまあった包丁を手に持ってお父さんへ向かってしまいました。でも、包丁でお父さんを傷つけたかったわけではありません。本当は自分自身を刺したかった。私なんかいないほうがいいんだよね。ごめんなさい。自分の感情をうまく表現できなかったから、私がどんなに苦しんでいるのか知ってほしかったから・・・お父さんが私のことをどれだけ真剣におもってくれているか知りたかったから・・・あんな行動を取ってしまいました。「お父さんが出て行かないんだったら、私は死ぬ」と叫んだけど、本当はお父さんに出て行ってほしくなんかない。

お父さんといつも口論するけれど、お父さんのことが嫌いだからではないからね。本当はお父さんのこと大好き。一緒に食事をしたり、出かけたりしたいと思っています。将来のことについて相談に乗ってほしいと思うこともあります。でも、お父さんとお母さんの仲が悪くて、私はどうしたらいいかわかりません。お母さんを怒鳴りつけているお父さんを見ると、家出したくなります。何で二人はそんなにも仲が悪いのですか?お母さんは、お父さんのことを絶対に許さないと言っています。私はどうしたらいいのかわかりません。

お父さんとお母さんの仲が悪くなってから、お母さんが私と一緒の部屋で寝始めました。お父さんはさびしくありませんか。お父さんがひどい風邪を引いて、一週間寝込んだとき、お母さんはうつされたくないからと言って、一度もお父さんの部屋に行かなかった。私は心配で、水を持ってったりしていたけど。その頃から私は自分の存在がいたたまれなくなりました。家の中の空気が痛々しくなって、消えてしまいたくなった。わかっているかもしれないけど、私のうつ病とパニック障害はその頃から始まったと思う。その頃からもう2年経ちます。お父さんとお母さんは私の病気のことをとても心配してくれているけど、二人が仲直りすれば私の病気もよくなるような気がします。だって、二人が仲良くいてくれれば、私は消えてしまいなんて思わなくなると思うから。私のことが本当に心配なら、どうして二人は仲良くしてくれないの。

おとうさんは誕生日に何がほしいか聞いてくれました。3万円の携帯電話なんて本当はほしくなかった。私がほしいのは仲の良いお父さんとお母さん、私を生んでくれた両親が憎みあって、喧嘩して、怒鳴りあって、悪口を言い合っているのを聞くほど辛いことはありません。

高価な洋服や豪華な時計なんていらないから、その代わりに仲の良いお父さんとお母さんがほしい。贅沢なお願いですか。

もう、お父さんとお母さんは仲直りできないのですか。

*************************

ご両親の影響を受けずに、のびのびと素敵な娘さんらしくいられる環境で生活できればいいのにと思わずにはいられません・・・。神様、どうか彼女を助けてください。
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≪ 『よみがえる千島学説』ホームお裁縫の時間 ≫

Comment

るるどさん。はじめまして。るかといいます。

るるどさんは、人を見る目が優しくて洞察力に溢れていますね。
きっと、この娘さんには、そうせざるを得なかった葛藤があって、限界に来てしまったのでしょうね。

ブログもリンクに入れていただいて、ありがとうございます^^/

子供たちの叫び

るかさん

コメントどうもありがとうございます。

こちらこそ、リンクしていただいて、ありがとう。

そのお嬢さんのことは直接知らないのですが、お父さんのお話を聞く限り素敵な女性だということが伝わってきました。とても知的でやさしい女の子だそうです。ご両親はお嬢さんの病気の心配をしていて、自分達(夫婦の不和)の問題に向き合っていないような気がしてなりません。

多くの子供たちは、親の不仲に苦しめられ、打ちのめされることも少ないような気がします。特に今は、一人っ子も多いし、子供たちがおもちゃのように大切にされているから…家庭での問題への対応が複雑で、困難になっているように思えます。

一番弱者(身体的、精神的、経済的、年齢的、社会的に)である子供たちが、家庭(家族)の問題の“荷”を負うことも少なくないと思います。

大きく社会的に取り上げられる事件を起こす人も無事起こさないですんでいる人も、変わらないんでしょうね。起こさずに済んでいる人たちは運がいいだけかも知れないなあなんて考えてしまいます。

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