るるどの覚書

全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、北欧での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。

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2006/10/26

憲法

「今の憲法は押し付け憲法だから、日本人の手で書き換えたいと言う声もあるようだけれど」と言った私に、戦争を生き抜いてきた人がこんなことを言った。
「毎日空襲があり、不安の中で生活していた人たちは、あの憲法を待っていたんですよ。あれは、みんなが欲していた憲法なんですよ。真夜中でも空襲警報が聞こえてくれば、寝てる子も起こされて防空壕に入っていったんですよ。どれだけおびえて生活していたかわかりますか。想像できますか。私たちの世代の人たちはみんな、戦死させた兄弟姉妹が一人はいますよ。どれだけあの憲法によって私たちが救われたか、戦争を体験していない人たちには、わからないのでしょうね。戦後生まれの人たちは憲法が空気のように当たり前にある中に生まれ育ってきましたからね。憲法の力を体験することができないんですよね。この平和は当たり前じゃないんですよ。努力しなければ維持できないものです。人間は戦争なんてすぐ始めますよ。重石がなければ。」

戦前生まれの人と直接、顔を合わせて会話をするとき、人々は狂った時代の中を生き抜かされてきたということがよく伝わってくる。

今の憲法はアメリカによる押し付けじゃなくて、日本政府にないがしろにされていた日本の人々が求め、欲していた憲法だったんだろう。

戦前生まれのその女性は「あの憲法の『男女平等』おかげで、私は学校に行くこともできたし、勉強させてもらえたんですよ。もしあの憲法がなかったら、中学校卒業後、進学させてもらえなかったでしょうね…」とも言っていた。
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≪ 昨年の今頃・・・ホーム『殺気』 ≫

Comment

重い言葉です。人間は、経験を忘れがちですからね。

うみぼうずさん
コメントありがとう。
経験を忘れてしまう部分もあるでしょうし、経験をした人がいなくなり、次の世代がまた同じような過ちを繰り返す・・・歴史ってそんなことの繰り返しなんでしょうか。

Re: 憲法

こんばんは。

私もあの憲法がGHQのスタッフに2週間で作られた
ということを知った時は、ちょっとショックだったんですけどね。

でも、スタッフたちは、世界のどこに出しても恥ずかしくない
理想的な憲法を作ろうと思って頑張ったという話も読みましたし。
実際、本当に世界に誇れる憲法だと思います。

だから、きっと日本国民もそれを享受して、大事に大事に守って
来たと思うのですよね。
<よくない憲法だったら、とっくにこんな憲法は改正しろって
国民的な運動が起きているでしょうから。>

今、中心になっている政治家には、戦前の政治や、あの戦争で
本当にイヤな思い、ツライ思いをした人たちや、その子供が
いないのかも知れませんね。

憲法

mewさん

コメントありがとう。

人間一人ひとりの権利を第一に考えている代表者たちによっての『改憲』であれば反対はしません。でも、今の日本政府によって行われようとしている『改憲』には恐怖感を覚えます。

日本人の手で書かれる憲法…。日本人とはいったい…どんな人たちのことなんだろうと考えてしまいます。日本の国籍を持っていて、学歴のある、裕福で、東京で生活している、40歳以上の男性たちのことでしょうか・・・。女性は?子供は?高齢者は?日本国籍を取得した白人や黒人は?外国に住んでいる日本人は?

誰(日本国籍を持っている人・日本国籍を持っていない人・アジア人・白人・黒人・女性・男性・子供・高齢者・障害者・健常者・高学歴者…)が作るということよりも、mewさんのブログに書かれていたように、「一番大事なのは、憲法も教育基本法も「国民が国家をコントロールするためにあるもの」であり、決して「国家や政府が国民をコントロールするためにあるものではない」ということ」だと強く思います。 国民主権の憲法が維持されるように、改憲の中身を十二分に吟味することが最も求められていることだと思います。

国境を越え、国籍が異なる人々が持つ距離間(意識の違い)よりも、一つの国において権力を持つ者と持たない者の距離間(意識の距離)のほうが大きいような気がする今日この頃です。

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