るるどの覚書

全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、北欧での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。

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2006/10/26

『殺気』

小学校の頃から同級生に「ばい菌だ、ばい菌だ」といじめられていた人が言っていた「同級生のことはまだ許せない」と。

小さい頃から、「お前なんて本当は生みたくなかったんだよ。お前が生まれたから、私の人生がくるった」と言われながら育てられた人がいる。彼女は「母が憎い、許せない」と言っていた。

中学三年生のとき「お前は馬鹿だから、高校になんて行かなくていい」と担任の先生に言われた人がいる。彼は「そんなことを言って、就職させたあいつのことがまだ許せない」と言う。

一時期、同棲していた男性から繰り返し、繰り返し性的な暴力を受けた女性がいる。身も心もぼろぼろになり、今でも男性の傍によるだけで鳥肌が立つという。「彼の人生をぼろぼろにしてやりたい、まだ許せない」と言う。

婚約していた彼女が、ほかの男性とも付き合っていたことがわかり、婚約を破棄した人が言っていた「あいつは俺がかわいがっていた後輩と付き合っていたんだ。あいつらのことは絶対に許せない」と。

いつも夜遅く、泥酔いして帰宅したお父さんは、「やめて」と泣き叫ぶお母さんに暴力を振るっていたという。そんな環境で育った人が言っていた「父のことは一生許せない」と。

最近、そんな話をよく耳にする。「許せない、絶対に許せない。殺せるものなら、殺してやりたいくらいです」と。

『殺気』立った空気を感じる今日この頃。
ただの『殺気』ではなく、正当化された『殺気』が蔓延しているように感じる(気のせいか…)。

一人ひとりの「憎しみや殺気」って集合体になると、世の中を破壊するくらいの力になってしまうようで怖い。

許しがたい一つ一つの出来事や人と和解することは、難しいけれども、誰もが試みることのできる平和な世界づくりのひとつなんだろう。
**********************

許すというのは、過去や起こってしまったことを変えることではない。
許すというのは、忘れることでもない。
許すというのは、傷つけた人のためにするものでもない。

憎しみや怒りと共に暮らし続けるのは、傷ついている自分にとって、重荷が重すぎるから、苦しすぎるから…。
自分自身のために許す。『殺気』から開放されるために。
憎しみや怒りから開放されるために。
でないと、怒りによって、自分の体が蝕められていってしまうから。

もうそろそろ、許してあげようよ。自分のために。
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≪ 憲法ホームあの世へ向けての準備 ≫

Comment

恐ろしく、悲しい記事です。

思うのですけれど、殺気を持ってしまうほどに心の深い傷を負った者が、自分ひとりの力で許すことって、できるのでしょうか? 中には出来る人もいるでしょうけど、ほとんどの人には無理なのではないでしょうか。
自分の力で何とかしようとすればするほど、どんどん深みにはまって行ってしまう、そんな気がします。

ひとりの人間って、そんなに強くはない。
誰かの助けがいるのではないかと思います。他 人から傷つけられたのなら、他人によってしか癒されないのではないでしょうか。

今の世の中は、他人を傷つける方向にばかり傾いてしまっているようで、とても残念です。ひとつの傷がどんどん周りに波及して、傷つけ合いになってしまう。「オレは傷つけられたのだから、傷つける権利がある」と叫ぶと、周りはそれを制止するどころか、一緒になって傷つけようとする。

こんなことでは、人の世のは荒んでいくばかりです。

悲観的な記事を書いてしまって・・・すみません。
明るくて、周りを元気づけるような事を書きたいなとは思うのですが、気がつくとことばかり、書いてしまいます。

何とかしようとすればするほど歯車がずれてしまい、期待していない方向へ向かってしまうことも少なからずありますね。

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好きな言葉:"Differences are not a threat, but a treasure" by Jean Vanier (ジャン・バニエは、尊敬する人の一人です)

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