るるどの覚書

全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、北欧での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。

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2006/09/08

現実逃避:ユートピアはどこに

最近の世の中の流れを見ていると、どこかへ逃げ出していきたくなってしまう。だからといってどこへ行っても、この世に私の描くユートピアなんて存在しない。

現実に嫌気がさしてくると、ちょっと想像力を膨らませて、こんな世の中あったらどうなんだろうと考えてみたくなる。

亜熱帯地方にある空気のきれいな町。人口密度は低くいけれど、赤ちゃん、子供、若い人、お年寄り、みんなが互いの利益を考えつつ、一緒に生活している。
建物は木造の平屋か、高くても2階建て。
車に乗っている人たちはあまり見かけない。ほとんどの人たちは歩き、または自転車。時々、バイクに乗っているひともいる。人力車に乗っていたり、車椅子の人も見かける。家のあるところに、複数の車線のある大きな道はほとんどない。町のはずれに国道があるくらい。
朝は山鳩の声が聞こえ、昼間はうぐいすの声が聞こえてくる。
周りを見渡すと田んぼがあり、緑の稲がきらきら揺れて光っている。
雪解け水が湧き出ていて、水が豊富。井戸水も安心して飲める。
町の人々の生活は自給自足で支えられている。
農民、芸術家、職人、寺小屋の先生、医師ら、女性も男性もみんなが一緒にまちづくりをしている。

人々は「欲」におぼれておらず、「もっと、もっとあれが欲しい、これが欲しい」とないものねだりしない。あるものに感謝し、質素だけれど「質」の高い日常生活を送っている。この町では、生活していくうえで、現金をあまり必要としない。

この町の人たちは、自分たちの大切にしていることを知っている。
この町の人たちは、いざこざがあっても、互いを許しあう術(すべ)をもっている。
この町の人たちは、自然の恵みのありがたさ、自然をいかすことの大切さを知っている。
この町の人たちは、与えられた命の大切さを知っている。
この町の人たちは、子供たちは天からの授かり者だといい、大切にみんなで育てる。
この町の人たちは、人間よりも偉大なものの存在を謙虚に信じている。
この町の人たちは、死を恐れない。すべての存在する生き物が経験する一つの出来事だと思っている。
この町の人たちは、飢えることがどれだけ苦しいことか知っている。
この町の人たちは、人の温かさや冷酷さ、人間の持つ限界を知っている。
この町の人たちは、自然の知恵、美、力の前では、人間がどれだけ無力であるかを知っている。
この町の人たちは、限りある人生の楽しみ方を知っている。
この町の人たちは、自分と他の人たちを比べたりしない。
この町の人たちは、互いをいかし合う知恵を持っている。
この町の人たちは、朝日と共に目を覚ます。夜は空いっぱいの星を見ながら寝入る。

こんな世界どこにあるんだろう。少なくとも私の頭の中にはある。

でも、もし実際にあったとしても、移り住まないだろうと思う。

私が本当に生活したいところは、愛する人たちがいて、自分が必要とされている場所。
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≪ 日の丸と星条旗、実家の放火とブログの炎上ホーム高齢化社会到来 ≫

Comment

自分が必要とされている場所。
それを探して、人生を送っている気がする。
愛する人は見つけられないけど。

冬姫さま

いらっしゃいませ。コメントどうもありがとう。

あの時間を思い返すとき、あれがユートピアというものなのかなとふと思いました。大家族のようでしたね。みんななんかしらの傷を抱えながらも、一生懸命に生きていて。やさしくて。あそこに居合わせられたことが夢のようです。冬姫さんも愛する人の一人です。

今の世の中こそるるどさんのような人が必要とされているのは間違いないと思います。
それはるるどさんは希望しないかもしれないけど、少なくとも私はるるどさんと同じ空の下に生きていることを嬉しく思います。
ありがとう!
悲しい事件が次々と起こり悲しくやるせないですね。

CONSAMAさま
励ましの言葉、ありがとうございます。
日々、必要とされている実感が得られないのが少々さびしいのです。今のところ、家族は必要としてくれているなと感じるので、ここにいます。
いつの頃か、次はどこへ行こう?とか次の行き場所を選びかねているときは、「自分の行くべきところは、必要とされているところ」と思うようになりました。

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好きな言葉:"Differences are not a threat, but a treasure" by Jean Vanier (ジャン・バニエは、尊敬する人の一人です)

email: mariaatlourdes@hotmail.com

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