るるどの覚書

全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、北欧での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。

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2006/07/23

ぼくにとっての家‐戦場

ぼくの家はまるで戦場のよう。

両親は仕事ばかりで、朝早く家を出て、夜遅く戻る。
二人ががたまたま家に居合わせると喧嘩ばかりしている。となりの部屋から怒鳴り声や茶碗や電話や本を投げる音が聞こえてくる。

あるときは冷戦状態で、誰も口をきかないし、互いの顔も見ない。
互いを避けるようにして生活する。食事はもちろんみんなが、別々に外食ですませるだから、食事中の会話もない。家の中は、ひんやりとした冷たい空気が蔓延している。

時々、僕も攻撃を受ける。
父親に殴られ、両目のまわりに青あざのまま学校に行くこともある。
理由は誰にも言わない。「ぶつけちゃった」と言ってごまかすと、誰もそれ以上のことは聞いてこない。

妹に対しても、罵声を浴びさせる父。
父は酔うと妹の部屋に行くが、そこで父が何をしているのか知るのが怖い。

妹は時々ナイフで肩を傷つけている。
手首じゃないから、リストカットでなく、ショルダーカット。
水泳の授業の時「傷の見えない水着を用意するように」と先生に注意されたそうだ。そんな水着あるのか?妹のことは心配だけど、僕には何もできない。

父が暴力を振るっていることを察している母は黙っている。
生まれてきてしまった僕と妹せいで、父と別れられないと言う母。
母は僕たちを恨んでる。まだ、僕と妹が小さかった頃、僕らを施設に入れるという話もあった。

戦場に友人をつれてくることはできない。
本当はみんながぼろぼろだけど、外から見ると、一見幸せそうな家庭に見えるらしい。「幸せな普通の家族」のふりをし続けることだけが心の支えになっている。

誰も家にいない時だけが、平和な時間。
早く経済的に独立してこの家を出ないと、僕も妹のようにつぶされる。
早く脱出したい。
*********************
特に、子供たちにとっては、家の中が「一番危険な場所」であることも、少なからずあるということを、知人との会話の中で改めて気づかされました。

<8月1日追記>家庭内暴力、家庭内不和、ショルダーカットや水泳の授業などに関しては実際に知人から聞いたことです。(知人の生徒たちが少なからず体験しているとのこと。)それを組み合わせて私が「僕」になり綴った次第です。
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≪ 日本での生活ホーム一未復員兵からの話 ≫

Comment

私も家庭内暴力のある家庭で子供の時育ちました。それはやはり言葉では言い表せない経験だったと思います。私もそれなりに深く傷ついて、その傷を癒すに人生の大半を費やしたような気がします。でも、今はそのおかげでとても豊かな生活を送ることができるようになったと思います。恐怖と怒りで心が一杯だった私が心に平安を持って生きることができるようになるまでに、多くの人に助けられ、支えられ生きてきました。人間の弱さを見尽くした分だけ、またその反対に人の心の優しさも経験できたと思います。

かずみさん

コメントどうもありがとうございます。
言葉に表せないような辛いご経験をなさってきても、それに勝るたくさんの素敵な出会いや、多くの人たちの支えによって、今の素敵なかずみさんがいるのでしょうね。

今、惨い環境におかれている子供たちが一人でもかずみさんが得られたような、よい出会いに恵まれることを願わずにはいられません。

「家」「家族」はしばしば閉鎖された空間です。社会の中で起こっている不正だったらまだ他の人と問題を共有することができるかもしれない。「家」の中のことには誰も介入しないし、介入することをためらってしまう。その中で逃げ場もなくつぶされそうになっている子供たちがどのくらいいるのでしょうか。

こんにちは。私も家庭内暴力のある環境に育ったので、とても他人事とは思えません。今は自分なりに幸せに暮らし、あれは過去の事だったと割りきれますが、今でも男の人の怒鳴り声は怖いです。(その時点でトラウマが残っているということなのでしょうが)
私がずっと励みにしてきたのは「不幸な過去への最大の復讐は、幸せをつかむこと」という言葉です。新聞か何かに載っていたものだと思います。今この瞬間にも辛い思いをしている人が大勢いることでしょう。一日も早く、自分が幸せだと思えるときが訪れてほしいです…

starystoryさん
コメントどうもありがとう。

今、子供や兄弟の数か少なくなり、小さな家族がよりいっそう閉鎖されている場になっているのではないでしょうか。どのくらいの子供がそのような状況に置かれているかは、わりませんが、決して少なくないような気がします。

いっそう厳しくなっている今の競争社会や会社でのストレスを感じている親が家庭に戻り、それをうまく解消出来ない場合、閉鎖された家庭という空間で弱い子供たちが、親のストレスの発散の対象になる場合も少なくないのだと思います。

PONさん
コメントどうもありがとうございます。
閉鎖された家庭のような空間で、感情的な「男の人の怒鳴り声」が聞こえてくると、私もおびえてしまいそうです・・・。立派に教職についているPONさんは、ご自身の経験を、多くの生徒さんたちと接する中で生かしていることと思います。応援しています!

覚書を書くきっかけとなったのは、今、高校の先生をしている知人との会話です。知人は子供の頃、家が安心できる場ではなく、学校が逃げ場だったと言っていました。また、先生として子供たちと付き合うようになってからは、子供には重過ぎるような家庭の問題を抱えている生徒に出会うことがたびたびあると話していました。家族の問題を抱えた子供たちができるだけ開かれた場に身を置き、よき出会いを得ることができることができればよいのですが・・・。

拙ブログへコメントありがとうございます.もっとひどい会社もあるんですね.長期的にはそういう会社は衰退していくと思いたいけど,それの煽りを食らう人たちはたまらない...これからも訪問させていただきます.

はじめの一歩さま

こちらこそ、コメントどうもありがとうございます。

最近の日本の雇用形態の歪みには目に余るものがあります。生活するということが軽視され、労働者が使い捨てにされていく流れができ、このままだとどうなってしまうのが考えると恐ろしいものがあります。また訪問させていただきます。

はじめまして。

 何度か読ませていただきましたが、今日は黙っていられずに、コメントさせていただきます。
 お節介かもしれませんが、女の子を育て上げた母親として言わせてください。
 妹さんは早急に保護が必要です。
 どなたか身近に信頼のできる大人はいませんか? いなかったら児童相談所もあります。いちど相談されることをお薦めします。

 本来なら親が子供を守らないといけないのですが、お話ではお母さんも子供たちを十分に守られてはいないようです。逆に夫の暴力が娘に向かっているときは自分の身が安全なために、見て見ぬふりをしているのかもしれません。
 親に頼れないときは妹さんの見方になれるのはお兄さんであるあなただけです。急いで、なんとか手を打ってください。
 

続きです。
信頼できる大人がいるようでしたら、一緒に児童相談所に行ってもらいましょう。
最悪の場合、妹さんは緊急一時保護の対象にして貰いましょう。
最悪の場合でなくとも、ショルダーカットは尋常ではありません。
妹さんのため、そしてあなた自身のためにも、勇気を奮ってください。

とむ丸さま

はじめまして。コメントいただき、どうもありがとうございます。とむ丸さんのブログ、度々拝読させていただいております。

実は、「僕」というのは、わたしではありません。心あるとむ丸さんのコメントを頂、誤解させてしまうような覚書を載せてしまったことを反省しております。

女の私が「僕」と書けば、事実でないことは明らかだろうと思い、「僕」としました。(皆さんが私の性別を知らないのにもかかわらず・・・。)また、自分のことでないのに、一人称で書いたのは、今、どこかで、そんな状況に置かれている子供たちがたくさんいるのに、他人事を扱うような表現で済ませたくないと(無責任にも)思ったからでもあります。

家庭内暴力、ショルダーカットなどに関しては実際に知人から聞いたことです。(知人の生徒たちが少なからず体験しているとのこと。)それを組み合わせて私が「僕」になり綴った次第です。

余談になりますが、その知人は公立高校の教師をしています。その高校では、入学当時約150人いた学生が、三年後の卒業式には約80人しかいない状態です。約70人は退学しています。そして、その退学者ほとんど全員といっていいほどの生徒たちは、自傷(リストカットなど)の問題、または外部から介入しにくい家庭の問題(経済的な問題や家庭内暴力など)があったと言います。

直接子供たちに関わっていない私は無力な立場なのですが・・・。私が知人に繰り返し言ったことは、「生徒が自分なりの安全な居場所をつくるまで『学校につなぐ』ことが、生徒たちが閉鎖的な家庭に閉じ込められない唯一の方法かもしれない。むやみやたらに退学処分はしないほうがよい」と・・・。知人は生徒の家を何度も何度も訪問するくらい熱心な人なのですが、学校としては問題のある子供たちがいなくなるとほっとするようです。

最後になりましたが、誤解をさせてしまうような表現、失礼いたしました。

とむ丸さんのお気持ち、一人ではどうにもできない問題を抱えた子供たちに届けてあげたいくらいです・・・。

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好きな言葉:"Differences are not a threat, but a treasure" by Jean Vanier (ジャン・バニエは、尊敬する人の一人です)

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