るるどの覚書

全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、北欧での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。

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2006/07/06

ブログの可能性 一人ひとりの声

ブログの可能性と限界について考えることがある。

インターネットが可能にしたWEBLOG。総務省の発表によると、2006年3月末現在の日本でのブログ利用者数は868万人に達するという。インターネットは1960年代に米軍によって軍用技術として開発された。冷戦後には、ネットはアカデミックにも開放され、さらに商業化され一般に普及していった。そんな技術を応用したブログ。情報が豊かになったような錯覚を覚えるけれど、実際には中央で監視し、コントロール可能なインターネット。ブログの内容も常に監視されているかもしれないということを忘れてはならないと思う。そして、何かあったとき、インターネット上の情報は一瞬のうちに消され、コミュニケーションが途絶えることにもなるのだろうと、想像してしまう。

危ういものでもあるけれど、多くの可能性を持つブログ。

ネットにアクセスでき、何らかの方法で言語入力できる人であれば情報発信が可能だ。それを介して多くの人たちとコミュニケーションがはかれる。

学者やジャーナリストや評論家でなくても、不特定多数の人たちとの情報交換を可能にするブログ。だからこそ、ひとりひとりの責任感が問われる。

学者といえば、弁の立つ御用学者が増えているような気がする・・・。そんな学者たちは、データを基に平均値を出したり、目に見えないものを数字化していく作業をする。また、事象を抽象化したりすることを得意とする。でも、平均値や抽象化されたものは、誰のものでもなくなる・・・。単純なことを複雑にし、権威のある人たちの考えを引っかき集め、難しい言葉で、綺麗にまとめるテクニックを十二分使っていろんなことを書く。

ジャーナリストは机上で多くの人々の関心を引き、お金になるような記事を作文する・・・。世の中の空気を敏感に嗅ぎ取る人たち。スピード感を持って時の記事をまとめ、注目の当たるような見出しをつけてニュースを発信する。アジテーション的な役割を持つことも少なくない。情報を垂れ流す者たちの意図はあまり問わずに、それが記事になるようならばさっさと記事にする。

そんな中で、今、ここに生きる人として「あなた」や「わたし」だからこそできることがある。足場のある生活者の声を発信することができる。自分の経験、感覚、想い、考えを語ることができる。一人ひとりが声をあげ、語り合える場を持つことによって、響きあうところや重なり合う部分が出てくる。そして、それを原動力にして、社会を変えていくこともできる。(一人ひとりのメッセージが権力に利用されないようにいつも注意する必要もある。)

評論家や学識経験者や専門家の声は聞こえてくるけれど、今日のメディアからは「現場の末端にいる人たちの声」、「現場からの発言・提言」がほとんど聞こえてこない。現場(漁業・農業・保育・福祉・教育などなど)に携わる人に発言するチャンスが回ってきても、事前にその人が属する組織の管理者によって「あなたはこの組織の一員としてのコメントをするのだから、言葉に気をつけてください」と口封じされ、組織や利害関係のある業界にとって都合の悪いことを言いだせない構造がつくられている。

今、聞こえなくなってきているのは、生活者の声、現場の人たちの生きた声・・・。ブログは、一人ひとりが当事者として、生きている声、実際に見聞きしていること、体験していることを社会に発信することを可能にするのだと思う。
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≪ 「何のために生きているんだろう」ホームひとりぼっち ≫

Comment

毎度、ご訪問ありがとうございます。

韓国の「オーマイニュース」の日本版が、鳥越編集長の元、8月末に創刊するそうです<http://www.ohmynews.co.jp/blog/>。

>危ういものでもあるけれど、多くの可能性を持つブログ。

確かに可能性は認めますが(そうじゃなきゃ、わたしもやっとらん!)、評論家ばかり増えても、現実の政治が変わらない・・・そうした事実も「また真なり」です。わたしは長年、さまざまな市民運動に関わっており、ささやかながら、現実政治と対峙しているの、これでも…。

韓国の政治状況にけっして通じているわけではありませんが…。おそらく「オーマイニュース」は、さまざまな政治運動とウェッブの連携が、いろいろなところで功をそうしたのではないでしょうか。何か、そんな気がしています。

谷口さま

コメントどうもありがとうございます。
「権力とマイノリティー」拝見させていただいています。

行動が伴わない、聞こえはいいけれど空虚な言葉ばかりが先行している昨今ですね。具体的に市民活動や草の根活動に携わっている方には頭が上がりません。

日々の生活の中で、生活者として、社会(日本に限らず)の一員としての当事者意識は常に持っていたいと思っています。

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好きな言葉:"Differences are not a threat, but a treasure" by Jean Vanier (ジャン・バニエは、尊敬する人の一人です)

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