るるどの覚書

全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、北欧での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。

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2006/05/29

無関心

昔、売春婦が体を使って生活資金を稼いでいることを批判していた。
誰にも言えないが、生活の為に私はいやいや夫に体を与えてきた。

昔、エイズはアフリカの病気だ!同性愛者の病気だ!といって怖がっていた。誰にも言えないが、他の女性と関係を持っていた夫からうつされたエイズに、今私は苦しんでいる。

昔、麻薬なんてやる人は人間じゃない!と批判していた。
誰にも言えないが、上の子供が麻薬を使い、身も体もぼろぼろにしている。

昔、無職者は、甘えている人、怠けている人、精神の弱い人、意欲のない人、それぞれの自己責任だと言って批判していた。
誰にも言えないが、今、うちでは誰も仕事をしていない。安定した健康を失ってしまった。誰も私たちを雇ってはくれない。誰も見向きもしない。

昔、生活保護を受けている人は、社会の負担だ!そんなもの税金の無駄だ!と大声で仲間と語っていた。
誰にも言えないが、私と夫は貯蓄を使い果たし、唯一の命綱である生活保護を受けている。

誰にも言ってはいないけれど、実はもう周りの人たちは知っている。でも、だれ一人、私のことに関心を持つ人はいない。

(※いろんな人たちのことを考えていたら、その人たちが「私」になってしまいました。あしからず。)
*****************

人身事故:ホームから飛び降り女性死亡 東急田園都市線
「5月29日午前8時52分ごろ、横浜市青葉区あざみ野の東急田園都市線あざみ野駅で、上り線ホームから50代とみられる女性が飛び降り、電車にはねられ死亡した」というニュースを聞いた。

どんな苦しみに追い詰められていたのかわからないけれど、苦しみを受け止めてくれる人、批判せずに聞いてくれる人、共有してくれる人はいなかったのだったのだろう・・・。どんな助けより絶望感が勝ったのかもしれない。

また、神様の宝物が一つこの世から消えていきました・・・。

追記:こんなことが、日常茶飯事おきている日本はどうかしていると思います。日常の生活の場が、人が死んでいく戦場のようです。これが当たり前になり、どんどん感覚が麻痺してきているようで不安を感じます(「人身事故」が理由で電車が遅れると「またかぁ」という死んでいった人を責めるかのような、いらだった声をたびたび耳にします)。人間不信になりそうです・・・。
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≪ 『ブロークバック・マウンテン』ホーム『貧乏クジ世代―この時代に生まれて損をした!?』  ≫

Comment

本来、生活保護を受けることは、憲法二十五条(生存権)の権利行使なのですが、他人にそのことを知られることが、恥ずかしいかのような風潮があります。身内に生活保護を受けている「家族」がいることを、知られたくないという人たちもたくさんいます。しかし、生存権なくして、権力はわたしたちにどのように生きていけというのでしょうか? 

病気も障害も老いすらも、「自己責任」の時代です。権力や市場にとって使いものにならない人間は、やがて生存すら奪われる、そういう時代になってきています。
わたしたち一人ひとりが「平和と平等」のために、自分の生活している場から、発言し行動しなければならないのではないか、そうわたしは考えています。

谷口さま

私の周りにも生活保護を受けている人々は少なからずいます。「働くもの、食うべからず」と言う風潮の中で、みんな働いていないことを恥ずかしく感じながら肩身の狭い気持ちを持ちながら生活しています。家族と疎遠になっている人たちがほとんどです。

2ヶ月に一度の生活保護のお金が足りなくなると、食事を一日に一回にしていたりする人もいます。お金を使わないように、引きこもってじっとしている人もいます。こんな話に接するたびに怒りがこみ上げてきます。

最近は、病気で働きたくても働けない人の所へさえも、働くように、いつまで生活保護に頼っているんだ!と役所はあおっていると聞きます。また、今でも生活がぎりぎりなのに、生活保護の減額なんて信じられないことです。この動きには恐怖を覚えます。

また、「生活保護を受けることは、憲法二十五条(生存権)の権利行使」であるにもかかわらず、当事者やその家族が卑屈にならざるを得ない手続きや管理があり、すでに権利行使とは程遠いものとなっているような気がします。

私も、ひとり一人の生存する権利を守るためにも声を上げていかなければと思います。よろしくお願いします。

>「人身事故」が理由で電車が遅れると「またかぁ」という死んでいった人を責めるかのような、いらだった声をたびたび耳にします。


以前、都会に住んでいた時、しょっちゅう電車が事故のために止まっていたので、そのたびに、「都会ってなんて恐ろしいんだろう・・皆良く平気な顔していられるなぁ。怖くないんだろうか?」と不思議で仕方ありませんでした。
東京では、きっともっとそういう事があるのかもしれないなぁと思うだけでぞっとします。

~そのひとには、そのひとなりの「理由」があって、今それをしているんだ~
というのは、子供の頃から思うようにしてます。

よくわからないのに、きめつけてしまうのが怖いのです。

リカさん 

コメントありがとうございます。
そうですね。よくわからないのに決め付けるのは良くありませんでした、ごめんなさい。その人の置かれた状況や気持ちなどはご本人にしかわからないのだから。だた、「また・・・」と人々に思わせてしまうほど、こんなことがおきている社会はちょっと変だと思います。

自分なりの想いを書いただけで、なにも
るるどさんに対して言ったつもりではなかったので、そのように感じられたのなら申し訳ありませんでした。
こちらこそごめんなさい。

でも、るるどさんのコメントを読ませて頂いて、あらためて、考えさせられました。
一人の人間の、困難を救おうとすると、たくさんの困難が芋ずる式に出てきて、それをすべて隣人が解決しようとするのは、非常に難しいことかもしれないと・・・
へたに、個人の生活に口出しをして、かえってややこしい事が表面的に増えてしまって、昔の不幸な頃の方が、まだ悩みが少なかったと言うこともあるかもしれません。
人間の生活におけるバランスというのは、絶妙のところで取られているので、そのひとが、
「本当に変わりたい!」と心から思わなければ、結局周りの人間がいくら良い事を教えてあげても、変化するのは難しいのかもしれません。
それでも、やはりあきらめないで、日常生活の中で、自分の深く関わった人や、周囲の人の事だけでも、真剣に考えたり接したり、自分の出来る範囲の努力を続けるしかないと思います。

狭い範囲で、自分の幸せと、自分の大切な人の幸せを真剣に考えて行動すれば、やがてそれは社会全体も幸せにする事に必ず繋がると思うからです。

リカさん 

コメントありがとう。
そうですね。いつも遠い所ばかりをみてしまう傾向があるので、リカさんの言葉で身近な現実に引っ張り戻してもらったようです。どうもありがとう。安っぽい正義感で人も自分も傷つけないようにしないといけないなあと改めて思います。

本当にバランスってとても大切ですね。また懲りずにコメントくださいね。よろしく。

昔は「困った時はお互い様」って言葉があったのですけど。
何か最近きかれなくなりましたよね。

生活保護でも何でも、もとはと言えば、そういう精神から来ている
と思うのですけどね~。
自分だって、いつ何があって困るかわからないのにな~。
こういうところも、想像力の欠如ですね。

p.s.
mew-run7というHNは長いので(実は3つのHNをつなげたもの
なのです)、よろしければmewと呼んで下さいませ。(~~)

mewさん 

コメントどうもありがとうございます。

「お互い様の関係」が持つ可能性は、「お金」が持つチカラよりも大きいと思う今日この頃です。合理性にも種類があり、「経済合理性」と「福祉合理性」があるというのを聞いたことがあります。「お互い様」は福祉合理性の視点から見ると一番合理的だとか。

本当に、いつ、誰に、何が起こっても不思議はないのに・・・。

るるどさん、こんばんは。
えっと、私は、自分の家族よりも、地球規模の自然を守ったり、社会のために奉仕している方を知っています。
以前は、家族をおざなりにして、社会を守っても仕方ないだろうと感じたこともあります。
でも、今は必ずしもそうは思わなくて、何かを犠牲にしても、社会的に実行するに値する事も多々あると思います。
そういう方の努力によって、この日本はかろうじてなんとかなっているとも思います。
その方のしていることは、すばらしいことだと思うので、必ずしも、るるどさんのおっしゃる、
「遠くをみる」のがいけないとか、足下から、とか言うつもりはないのです。
ひとそれそれ、そのひと個人に向いたやり方があるということなのです。

私のコメントは、あくまでも「私はこう思う」という意味です。

るるどさんが、遠くを見ることも、いいことだと思うし、安っぽい正義感とも思いません。
もしそれでかりに人や自分を傷つけてもいいではありませんか。傷つかない人生なんてありえないです。
まして、何か人のためになりたいと思って傷つかないなんてありえないです。

私なんかがこんな風に書くのもおこがましい感じもしますが、
あきらめずに、るるどさんらしくいてほしいです。

リカさんへ

コメントどうもありがとう。
前回のリカさんへの返答を書いてから、まだ遠くばかりを見ている自分に気がつき、情けないというか、おかしくなりました。あ~自分は変われないんだなあと。

こんな私なので、ふわふわした私の意識に重しをのせてくれる言葉や人も時々必要なのです。遠くを見すぎて、目の前の小さな石につまずきそうな時、目の前の綺麗な花を踏み潰しそうになる時、そんな目の前のことに気づかせてくれる人が私には必要なんだなあと思います。

リカさんは気づかせてくれた一人です。

どうもありがとう。

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好きな言葉:"Differences are not a threat, but a treasure" by Jean Vanier (ジャン・バニエは、尊敬する人の一人です)

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