るるどの覚書

全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、北欧での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。

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2006/05/18

お金より大切なもの

いろんな法案を通している国会の状況を聞いると空恐ろしくなる。2000年に始まったばかりの介護保険制度に限っても、すでに利用者の負担を1割から2割に引き上げることを検討している様子。そして、制度の利用の抑制を必死にすすめている行政の姿勢を見ると、「何のための、誰の為の制度だ!」と怒りがこみ上げてくる。

私が利用者になる頃は(保険料をきちんと払っていることが前提だけれど)、利用者負担5割くらいになっていて、あるけれど使えない制度になっているのかもしれない。ここ数年のうちに、介護保険料は20歳からの支払いになり、高齢者介護と障害者支援が統合する方向に向かっているとよく耳にする。

消費税、所得税など微少だが税金を払い、国の流れを支えている自分が腹立たしく感じてくる。

理想だけれど、できることなら、物々交換をして、できるだけ消費税などは払わないようにし、これ以上国にお金を回したくない。日本の人々が、国家に対して無力に感じたとき、最終的に使える一手法は「税金の支払いのボイコット」かもしれない。人々が連帯して行えば、意味のある行動になると思う。(でも、サラリーマンは、会社が主導権を握っているから難しい・・・) 納税拒否する時は、国家に依存しなくても生活できるだけの力(少なくとも自給自足できる生活力)を備えることは大事なんだろう・・・(そのような能力を培ってきていない自分を考えると情けない・・・)。

お金と身近な生活について、よく考えると・・・
お金がなくたって、食べ物があればいい。
お金がなくたって、親身になって診察・治療してくれる医師がいればいい。
お金がなくたって、熱心な教師がいればいい。
お金がなくたって、大工さんやそのほか多くの職人さんがいればいい。
お金がなくたって、繭、綿、羊などから糸をつむぎ、それを織り、服を仕立てればいい。
お金がなくたって、親身に介護してくれる人が身近にいればいい・・・。

お金なんて、所詮社会の合意の上で成り立っている「意味づけされた数」でしかないのに。

お金があっても、野菜、果物、米、麦、肉、魚など食べ物がなかったら・・・。
お金があっても、親身な医師や教師がいなかったら・・・。
お金があっても、職人さんたちがいなかったら・・・。
お金があっても、服をつくる布がなかったら・・・。
お金があっても、介護する人がいなかったら・・・。
お金があっても、平和や安心がなかったら・・・。
お金があっても、水がなかったら・・・。

そんな時が、いつか来るかもしれない。

(戦前、戦争、戦後を経験してきた90歳近い祖父母も「自分たちはいい時代を生きてきたのかもしれない、これからは・・・」と言っているくらい、今の世の中の流れ、これからの社会や生活に対して危惧の念を抱いています。)
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Comment

うれしいコメントありがとうございます、はげみになります。

昔見たテレビで世界中の子供達に「一番大切なものは何ですか?」とインタビューをする番組がありました。

家族、命、神様、お金、様々な答えがありました。

僕が一番印象深かったのがモンゴルの平原で暮らす子供達でした。

彼等は、地面を叩いてました。

地球が一番大事だと。

nanbuya さん 訪問とコメントどうもありがとうございます。九十九里浜での写真、素敵ですね。

そういちさん コメントどうもありがとうございます。モンゴルの草原で暮らす子供たちの返答、とても心が温まります。地球がなければこの世は存在しないんですものね。答えもいいけれど、子供たちが地面を叩くのがいいなぁ。モンゴルの子供たちは地球の大切さを感じる実体験が、日々の生活の中にあるんでしょうね。うらやましいです。

はじめまして。そういちさんに紹介されてお訪ねしました。いくつか記事を拝読させていただきました。スッ心に沁みこむようでした。「私はこの時代、この社会に生きて、なにかとても飢えているんだなあ」ということを改めてかんじました。3兆円のお金で米軍を移転させようとしている国。テロ対策にたくさんの武器を作り、色々な装置を作っている国。そのお金と労力で、ほかのどれだけのことができることでしょうか。GNPって変です。空気が汚れたり、アトピーが増えたり、戦争をしたりすればするほど、「対策」のためにモノの生産が増大して、GNPが増えるから。

starstoryさん 訪問ありがとうございます。そういちさんの紹介、なんて嬉しいことでしょう。
すでにあるものを破壊し、生産性を高めることばかりが、すすめられていますね。数字ばかりに価値が置かれ、人々の感覚がなおざりになっている今日この頃。自分の感覚が信じられなくなりそうな時代になりつつあるような気がします。

こんにちわ!
資本主義の宿命とはいえ、お金が全ての世界は空しいですね。
お金のために人を殺したりまで行っちゃうと、まさにるるどさんの言うとおり「物々交換」「自給自足」がいいのかおともいます。
お金持ちは自分をお金持ちと思ってないんですね。もっとお金が欲しいと思うんですね。要するに人間、物欲には限りがないんですね。
そこんとこどうにかしないと拝金主義はなくならないでしょうね。世の中から争いもなくならないでしょうね。きっと・・

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本当に人間の欲は限りがありませんね。資本主義は人間の欲をうまく利用しているのでしょう。お金で買えないものを大切にしながら生活していきたいと強く思う今日この頃です。

日刊ベリタの【IPSコラム】に「経済ソースコードの再設計が必要 貨幣の政治」 (ヘイゼル・ヘンダーソン)という記事(無料で読める記事)があります。貨幣と政治について書かれています。もしよかったらみてみてください。

もちろんお金も大切なものだとは思いますが、
それと同じくらい、またそれ以上大切なものが
あるという体験をする機会を、子供のうちから
もっと持てるといいな~と思います。
<こういうのは、人に言われるよりも、自分で
実感するのが一番だと思うので。>

モンゴルの子供が地球と答えたのには、ジ=ン
と来るものがありましたが。
それを見てふと思い出したのですけど。
何か友達の家の近くの中学では、来年から、修学旅行で
農村体験をしに行くことになったのだそうです。
最近の東京の子は、田舎がある子が少なくて、
田畑を見たり触れたりした経験がある子が少ないので、
農産物がどのように作られるのか、実地体験させて
自然の恵みや農家の人の労力の有難さを実感して
もらいたいという意図があるようです。

ふだん口にする農産物が、ただスーパーで買うもの
ではなく、人の手&自然の恵みで作られるものだという
体験をすることで、感覚が変わる子がいればいいな~と
思ったりします。

mew-run7さん コメントありがとうございます。「日本はアブナイ」には、mew-run7さんの包容力や広い視野を感じ、毎回記事を楽しみにしています。

地球が大切だという感覚が得られるような体験を日々できる子供たちは、たやすく揺るがされることのない自信を持ち、地に足がついた生き方をするんだろうなぁと想像します。

どんな野菜も果物も一年中食べられると自然の恵みが与えてくれたという感覚は持ちにくくなりますね。このきゅうりはどこの?「○○スーパーの」という会話が当たり前のご時世ですから。実体験の影響力に勝るものはあまりないでしょうから、子供たちが農業体験の機会を持つことは素晴らしいですね。



るるどさん、もう一度この記事を読み直しています。昨日だったか新聞に、農家の方からの投書が載っていました。日本の農家は今急速に「単一栽培」に傾いているそうです。トマトならトマトだけ。その方が流通資本にとっては都合がいいから。だけどそうすると病虫害が発生したときには全滅になってリスクが大きいから、たくさん農薬を使うそうです。暗い気持ちになりました。

starstoryさん

コメントどうもありがとう。「単一栽培」は、人間にとってとても危険な選択だと思います。生物多様性が危機にさらされているのに、あえて合理化や生産性の為に、自然を滅ぼす道を選ばなくてもいいのにと・・・同じく暗い気持ちになります。そして、解決策が多量の農薬なんて・・・。

(病気の症状を緩和するために薬を飲んで、その薬の副作用の為にまた薬を飲んで、・・・漬けになってしまうサイクルを想像してしまいました。)

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