るるどの覚書

全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、北欧での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。

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2006/02/28

国境を越えた草の根運動

日本外交は、米国に関与されずには行なうことができない現状に置かれているらしい。これでは八方塞で、日本独自で他の国と強力な友好関係を築くことはできない。アメリカという国家を、敵にまわしたら日本は餓死するしかなくなるのである。食料とエネルギーの自給率の低さを考えたら、餓死というのは大げさな話ではない。自分たちの軍隊を持つことを考えるより、まず自給率を上げ、他国と友好関係を築きながら、自立できる日本を堅実につくりあげていくことが重要課題であると思う。

日米関係を考えれば考えるほど、米国の植民地にならない日本が存在するのが不思議である。しかし、表立った植民地化は、ポスト帝国主義の現在においては無駄な戦略であろう。

そんなことをかんがえていたら、ふと、アメリカの原住民のことが頭に浮かんできた。日本もアメリカの原住民のように扱われているような気がしてならない。理不尽な現状があっても、原住民の声はかき消されている。理不尽な現状があっても、日本人の声はかき消されている。アメリカの原住民の悲惨な歴史を知れば、第二次世界大戦後の日本とアメリカ国家の関係と重ねあわさるところが少なくないと思う。

アメリカの原住民の友人がいるが、彼は白人を心からは決して信頼していない。(原住民と白人の関係の歴史をたどると、彼の気持ちもわかるような気がする。)死語となりそうな自分達の言葉を残そうとして、頑張って自分の言葉で絵本を創り、自分たちの部族が生活していた土地に生殖していた植物の本来種の確保に精を出している。また、白人の主流社会の教育を受け、主流の社会で生き延びれるようにしたたかに働いている。しかし、時間があれば、世界とつながり、自分たちの部族のために奔走している。

アメリカの原住民の社会では、アルコール中毒や麻薬中毒の問題が多い。また、多くの問題によって、家庭の崩壊も少なくない。最低限の国による医療保険や生活の場の確保はあるらしいが、アメリカ社会の主流のそれと比べたら、比べ物にならないほどの質である。

米国は米軍基地で他の社会を占領し「植民地化」する前に、自国の問題に直視するべきだ。世界の目の前で過去を明らかにし、アメリカの原住民に謝罪するべきだ。米国の国土を見ても米軍基地は、景色がよく、環境の素晴らしい場に位置している。カリフォルニアでも、フロリダでも「あそこまで行きたいなあ。あそこから見た景色は素晴らしいだろうなあ。」と思うといつもそこは米軍基地があり、立ち入り禁止になっていた。沖縄の生活や自然が米軍基地によってどれだけ破壊されているのか想像するのも恐くなる。

日本人も、もう国家に対して期待するのはやめて、自分たちで足元を固めながら、世界の人々と直接つながり、地球上の人々と草の根的に協力し合う必要がある。国家の外交だけに頼っていたら、国民が犠牲になるだけであろう。

国の枠組みなんて、所詮、人間が作り出したもの、その時々権力者によって線の引き方が変わるだけ。顔の見える関係の中で育まれる人と人との関係は、国家間の関係によってたやすく壊れるものではない。
米国政府の手法をみていると・・・似ている状況が米国と日本でうみだされているのがわかる:

【ワシントン和田浩明】米エネルギー省国家核安全保障局は23日、米英共同の臨界前核実験を米西部ネバダ州の地下実験場で米太平洋時間同日正午(日本時間24日午前5時)に実施したと発表した。前回(04年5月)以来21カ月ぶりで通算22回目。

上記のネバダでの実験はアメリカの原住民の保留地の近くで行なわれている。アメリカ政府は否定しているが、事実、その近辺の原住民の中には、白血病やガンで苦しんでいる人が多いそうだ。原住民の問題にして、アメリカの社会の問題にならないように主要都市から遠く離れたところで行なわれている。

現在、沖縄や山口県などにおいての在日米軍再編が行なわれている。これは「日米安保条約」以上の重大な意味を含んだ動きであるそうだ。しかし、これも日本の「中心」から遠く離れた地域でおこなわれている。

米国政府の外交手法は原住民への対応を見ると、よく見えてくる。
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アメリカの歴史

 ハマンダさんは、ネイティブ・アメリカンを研究するためにポートランドに留学されているとお聞きしました。私は昔のアメリカ・インディアンに少なからぬ敬意と興味をもっています。もう15年近く前になりますが、 「ダンス・ウイズ・ウルヴス」を読み、映画をみてその想

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