るるどの覚書

全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、北欧での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。

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2006/11/30

ばあやのお話 (金子みすずの詩)

「ばあやのお話」 金子みすず

ばあやはあれきり話さない、
あのおはなしは、すきだのに。

「もうきいたよ」といったとき、
ずいぶんさびしい顔してた。

ばあやの瞳には、草山の、
野いばらのはながうつってた。

あのおはなしがなつかしい、
もしも話してくれるなら、
五度も、十度も、おとなくし、
だまって聞いていようもの。

*******************

上記の詩が載っている金子みすずの詩集を弟に貸したら、手品の上手な弟は、「『ばあやのお話』、マジックにも使えるなぁ」と言い、ちょっと変えて、私に読んでくれた。

「○○(弟の名前)のお話」

○○はあれきり手品をしない、
あの手品は、すきだのに。

「もうみたよ」といったとき、
ずいぶんさびしい顔してた。

○○の瞳には、トランプの、
ダイヤのエースがうつってた。

あの手品がなつかしい、
もしも手品をしてくれるなら、
五度も、十度も、おとなくし、
だまってみていようもの。

*****************

昔、弟が手品を見せてくれた時、私は「もう、いいよ~、それ何度も見たから」と言っていた頃があった…。反省。
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2006/11/30

なんだかなぁ~

先日、電話でアメリカに住んでいる日系の知人と話した。
その人は在米の日系企業で仕事をしている。「実質一日二時間くらいしか仕事していないよ。その他の時間は仕事をしているふりしているんだ、それも大変だよ。日本円で年収800万くらいもらっているから、生活に困ることもないし。お金もあまり使わないからね・・・先日通帳見たら、何でこんなにあるんだろうって数字があわなかったよ。最近、仕事もつまらないから、転職も考えているんだけどね…」と話していた。

********************

昨日、スウェーデンで生活している日本人の知人が日本に来ていたので、会った。「スウェーデンは病気にならないと検査してくれないからね。検査は日本にきてやるんだ。日本は病気でなくても、お金さえ出せばなんでもしてくれるからね。スウェーデンでは医療費は無料だから、病気になったらスウェーデンに帰って治療してもらうんだよ。」

********************

ちょっと前に、障害を持ち生活保護で生活している知人と話した。
「生活保護は厳しくなってきているよ。今週はさばの切り身を三枚とご飯だった・・・。これからすべての書類申請費は自己負担。めがね代も自己負担。・・・も自己負担。・・・も自己負担。家族もいないし、仕事も、貯金も無いのに…。将来、医療費も一割負担になるかもしれないと言われているし…。」

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病気を持ち、入退院を繰り返す知人と話した。「親がマンション買ってくれたし、病気になる前にいろんな保険にも入っていたから、医療費もあまり負担になってないよ。株価も上がっていて、今は株の配当金で経済的には十分だから、仕事はできないけどなんとか生活できるよ」

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知人の娘さんの話。周りの人たちの最終学歴は中学校卒。娘さんは中学生の時、勉強できたにもかかわらず、なんとなく普通高校へ行く雰囲気が周りにはなく、今、夜間の高校に通っている。昼間は働いて、生活費を稼ごうといくつも仕事を探してみたけれど、「高校卒業が最低条件でなかなか仕事が見つからないんだ…スーパーのレジの仕事をしたくて、行ったんだけど、そこでも高卒しかとらないと言われたんだ」と残念そうに言っていた。

********************

いろんな人のいろんな現実があるんだなあと思う。知人たちが向き合っている現実…。

現実の世界では、小説の中よりも、理不尽なことばかりおきている。



たいした仕事もせずに年収800万円稼いでいる知人のお金を循環させ、仕事をしたくてもできない、貯金も家族もなく、生活保護で生活している知人に少しでも、まわすことができたら…と考えてしまう…。

社会資源の循環が、益々硬直し、滞ってきている・・・。
人間の体も循環機能が失われたら終りだけど、社会も世界も社会資源が循環しなくなったら終りだろうなぁ。

2006/11/24

帰国した自衛隊員

先日、自衛隊中央病院と関わりを持っていた方と話をする機会を持ちました。
イラクから帰国してきている自衛隊員が、次々に入院していると話していました。身体的な病気だけではなく、PTSDなど心の病で苦しみ、治療を受けている人たちが少なくないようです。

フィリピンで犬にかまれ、狂犬病になった人のニュースは聞くけれど、イラクの戦場から戻った自衛隊員の現状や病気ことは全くニュースにならない。全く聞こえてこない。

帰国した自衛隊員たちの声が聞こえてこないのは、とても不自然なことだと思う。
内々にしておき、外に出ないようにしているのだろう。

どうか真実が表に現れますように。どうか、声無き人の声が、多くの人の目の前に、示される日がきますように。

2006/11/21

精神病院に入院している友人・・・

精神病院に入院中の友人からメールがきた。
「ここの病院では○○のケアをしてくれない」(身体的な病気の治療や対応をしていない精神病院)
「ここにいてうつが治るか心配…」
「具合が悪くても看護師は医師の判断と言う。主治医は週二日しか来ない。…困ってます…。」

友人のご両親は地方に住んでおり、高齢で病気を持ち、関東にはなかなか思うように出てこられない様子。そして、今、彼女は誰にも病院に来てほしくないと言う。精神病院の鍵のかかっている病室にいる自分の惨めな姿を見られたくないと言う。

大都心の真ん中で15年近く一人で生活し、元気にがんばって働いていた友人。周りの人たちはなんでもできることがあれば、したいと思っている。でも、誰も、今、彼女のために何をすることができるのか、わからない。

今、具体的に友人の求めていることは、「先生がきちんと診察にきてくれるところ。主治医がいなくても具合の悪いときは他の医者がきてくれるところ…。」そんな病院に入院したいと言っている。こんな基本的な患者の要望も受け入れられない病院に入院している彼女のことを考えると…やるせない気持ちになる。今、すぐにでも病院に駆けつけ、退院させたくなる。

でも、友人はご両親以外、誰にも入院先を知らせていない…。何時も凛としていた彼女は、今の自分の姿を誰にも見られたくないんだと思う。

********************
彼女は昔から胃があまり強くなく、アスピリンなどの薬に対して過敏に反応していた。今、病院で多くの薬を投与され、食べることにも支障が出てくるほど、胃の調子が悪いと言う。

今、とても気にかかること、心配なことは…。精神状態が良くならず、自殺企図も消えず、胃の調子も悪化して、薬が飲めなくなったら…。注射…。または、電気ショック?いやだ。いやだ。そんなのいやだ。

そうならないためにも、一生懸命祈ろう。彼女が一日でも早く退院し、平安な気持ちで、平穏な生活ができますようにと。

2006/11/16

昔から民主主義なんてなかった・・・

元国会議員の人が話してくれた…。

国会に行って、日本では民主主義が機能していないことがわかったと。

署名された何百枚、千枚の紙は、議員の目を通らずに、関係者が焼却炉に持って行ってく様子が日常茶飯事だったと。

日本の財政のシステムは、国会議員の中でも有能な人たちが集まり、財政のシステムの勉強会を何度も何度もしても、理解できないくらい複雑怪奇な仕組みになっていると。

石原(現東京都知事)は権力の使い方を本当に良く知っていると(皮肉)。

権力なんて本当はどこにもなく、大衆がつくりあげている幻想だと。

殺されずに、生きて国会議員を辞めることができたことが奇跡だったと…。

2006/11/15

洗脳といじめと音楽と・・・

数年前、元ネオナチ、スキンヘッドのT.J.Leyden氏の話を聴く機会がありました。改心した彼は、今、全米を奔走し、自分の経験したこと、知っていることを語ることによって、自分のような人間がこの世につくられないようにと、ネオナチや白人至上主義グループの危険性を、主に若い人たちや軍隊に入っている人たちに伝えています。

"This story I'm about to tell you is not a story I'm proud to tell you,…"と言って、T.J.Leydenは、話し始めました。

彼は、white supremacist hate group (白人至上主義扇動グループ)のリクルーターでもありました。人種差別集団に入るきっかけとなったのは、パンクのコンサートでした。 当時(1978年)のパンクミュージックの政治的哲学は無政府主義だったとのことです。そして、コンサート会場では、スキンヘッドの人種差別主義者と合流し、つるみ、すき放題無謀な暴力を振るう最高の場であったと話していました。

扇動集団(hate group)は若者をリクルートするために、まず「その人の自我を壊し、そして立て直す」洗脳の手法を戦略的に行っていました。(これは、米軍も使っている手法)

若者たちを扇動グループ(hate group)へ勧誘するために、音楽、雑誌、漫画、インターネットが利用されていたとのこと。彼は、"Music is the most powerful recruitment tool ever...Music is so powerful, guys; it will dictate the way you walk, the way you talk -- even your politics revolve around music."と言っていました。音楽は最も影響力のある勧誘の道具(洗脳の道具)だと言うことを繰り返し言っていたことが印象に残っています。


「自我を壊し、立てなおしを図る」という手法を使うとき、先ず集団の中で一人を孤立させたと言っていました。洗脳しようとしている価値観と異なる価値を持った人を、笑いものにしたりして、孤立させ、じわじわと自我を破壊する。そして、その人から仲間がいなくなり、自分に自信がなくなった頃を見極め、白人至上主義扇動グループのリクルーターがその人に近づき、仲間になろうと親しく誘っていたそうです。そうすると、孤立していたその人は、親切にしてくれるグループに惹かれ、いつの間にか一緒に行動するようになり、同じような音楽(人種差別・白人至上主義のメッセージ性のある音楽)を聴き、同じような雑誌を読み、同じような仲間と付き合うようになっていく。その仲間内で自信を取り戻すことにより、新しい価値観の中で自我が再構築され、新しい価値に“自然”と染まっていき、気づいてみれば洗脳されているようです。

私には、上記の洗脳プロセスと日本でのいじめが重なる部分があるように思えてなりません。「いじめの多い社会」と「多様な生き方を受け入れない社会」は重なっているような気がします。

ある生徒をクラスの中で孤立化させたり、笑いものにしたりして、一人ぼっちにして、その子の基盤を揺るがし、自信を奪っていく。ありのままの自分でいることが苦しくなり、そのままでは存在していられなくなる。クラスで受け入れられない子供は、登校拒否したり、自殺をしたり、ギャングのメンバーになったり…、人間を嫌って勉強だけに打ち込んだり…。そして、何とか生きていれば、大きな流れ(主流の価値観)に身を任せ、社会、大衆、誰かに受け入れられる自分を、自我を再構築していく。その主流の価値観が、金銭至上主義、戦争至上主義、競争至上主義、保身至上主義、学歴・学校至上主義、偏差値至上主義、資格至上主義等…どんな価値観であっても、しらないうちに洗脳されていく多くの人たち…。

そんなことが、今の日本では、子供たちが成長していく過程の中で、身近なところで、当たり前のように起こっているような気がするのです。

T.J.Leyden氏のいた白人至上主義グループの世界について関心のある方は、是非一度「アメリカンヒストリーX」という映画を見てみてください。その映画の世界は、彼の世界だったと本人も言っていました。

<参考>
Leyden said he started as a teenager in 1978 going to punk rock concerts. Anarchy was the political philosophy of punks of the time, he said, which meant violence prevailed at the shows, or "might makes right," as he put it. He hooked up with racist skinheads at these events, he said. "The older kids loved my violence," Leyden recalled.

Hate groups used the "teardown and rebuild" strategy to essentially "brainwash" a new recruit. This method, used in U.S. military training and fraternity and sorority hazing, consists of negative reinforcement for undesirable behavior and positive reinforcement for desirable behavior.

Leyden also listed recruitment tools used by hate groups, including music, magazines, comic books and the Internet.

"Music is the most powerful recruitment tool ever," he told the audience. "Music is so powerful, guys; it will dictate the way you walk, the way you talk -- even your politics revolve around music."

The number of hate sites on the Internet -- about 5,000 -- is second only to the number of pornography sites, according to Leyden. Three 24-hour Web radio sites play hate music, often as a soundtrack to old Nazi propaganda footage.

"The white power movement has started their own MTV," Leyden said.

英語と日本語が入り混じってしまいました。彼のそのままの言葉も残しておきたかったので…。

2006/11/12

官僚をはじめとし、日本で既得権を持っている人々のこと・・・

以下、日本に戻ってきて、気がついたことです…。

なにがあっても面子を守ることが大切。

予期できない行動は許可しない。

「みんなの主体性が大切だ」と口では言いながら、人々の主体性を粉々にし、奪ってしまうような対応しかしない。

口からは、きれいな言葉や整えられた無意味な言葉がすらすらと出てくる。

同じ学校の卒業生や同じ会社の人たちに寄せる信頼がとても強く、外の者たちを排除する力がある。

公のお金を自由に使えるべき立場にあると思っている。日々の生活の中でも、私的なお金は最低限しか使わない。

良いもの、新しいものを歓迎する様子を示したとしても、それを取り入れて、その結果、起きた責任は自分たちでは決して取らない。何があっても責任を逃れられるように事前に準備しておく。

でも、それが成功すれば、それに対する成功報酬や名声は自分たちに引き寄せる。

できの悪い人が、組織の上に立つと、思うままにその人を操ることができ、自分たちにとって有利な流れをつくることができるので、そのほうが良いと思う人は少なくない。

都内に生活の場(家やマンション)を持ち、生活環境の良い田舎に別荘を持つ人は少なくない。

公の教育の充実を訴えつつ、実は、自分たちの子供を公立小学校や中学校へ行かせる気はなく、私立へ行かせる…。

(もちろんすべての官僚や、すべての既得権を持つ人々ではありません。あしからず)

2006/11/11

John Lennon's words

多くのことを悟り、世の中を見通していたジョンレノン。彼が書き残していった詩と日本の現状の重なりが少なくない。お釈迦様や観音様のように、ジョンレノンの額の真ん中には、ほくろがあり、第三の目のようだったとオノ・ヨーコが書いている。

以下、久しぶりに聴いた“Nobody Told Me”と“Working Class Hero”の歌詞。

Nobody Told Me

by John Lennon

Everybody's talking and no one says a word
Everybody's making love and no one really cares
There's nazis in the bathroom just below the stairs.
Always something happening and nothing going on
There's always something happening cooking and nothing in the pot
They're starving back in China so finish what you got.
They're starving back in China so finish what you got.
Nobody told me there'd be days like these
Nobody told me there'd be days like these
Nobody told me there'd be days like these
Strange days indeed
strange days indeed.
Everybody's runnin' and no one makes a move
Everyone's a winner
and no one seems to lose.
There's a little yellow idol to the north of Katmandu.
Everybody's flying and no one leaves the ground
Everybody's crying and no one makes a sound.
There's a place for us in movies you just gotta stay around.
Nobody told me there'd be days like these
Nobody told me there'd be days like these
Nobody told me there'd be days like these
Strange days indeed
most peculiar
Mama.
Everybody's smoking and no one's getting high
Everybody's flying and never touch the sky
There's UFO's over New York and I ain't too surprised.
Nobody told me there'd be days like these
Nobody told me there'd be days like these
Nobody told me there'd be days like these
Strange days indeed
most peculiar. Mama.

*****************************
Working Class Hero

by John Lennon

As soon as your born they make you feel small,
By giving you no time instead of it all,
Till the pain is so big you feel nothing at all,
A working class hero is something to be,
A working class hero is something to be.
They hurt you at home and they hit you at school,
They hate you if you're clever and they despise a fool,
Till you're so fucking crazy you can't follow their rules,
A working class hero is something to be,
A working class hero is something to be.
When they've tortured and scared you for twenty odd years,
Then they expect you to pick a career,
When you can't really function you're so full of fear,
A working class hero is something to be,
A working class hero is something to be.
Keep you doped with religion and sex and TV,
And you think you're so clever and classless and free,
But you're still fucking peasents as far as I can see,
A working class hero is something to be,
A working class hero is something to be.
There's room at the top they are telling you still,
But first you must learn how to smile as you kill,
If you want to be like the folks on the hill,
A working class hero is something to be.
A working class hero is something to be.
If you want to be a hero well just follow me,
If you want to be a hero well just follow me.

2006/11/10

Democrats take both House and Senate

"Democrats Take Senate;..."(The New York Times, NOV.9, 2006)

"Democrats gained control of the Senate on Thursday, giving them a majority in both houses of Congress for the first time since 1994."

これまた喜ばしいニュース。

共和党も民主党も政策的に大きな違いはなくなってきていると言われている。けれども、今回の中間選挙結果は、アメリカの有権者がブッシュの政策や“ブッシュの戦争”に“NO”を突き付けているということを示しているのだろう。






2006/11/09

IMPEACH BUSH

"Democrats Take Control of House;..." (The New York Times, NOV.8th, 2006)

It is a great day in American politics.

Now that American people, you all know how impeachment proceedings work, let's apply it to someone who’s actually committed high crimes and misdemeanors.

"Impeach Bush"

Yes, it is about time.

2006/11/06

また一人、精神病院へ・・・

学生時代の友人が精神病院に入院したとの連絡があった。

地方出身の友人は大学卒業後、バイトをいくつも掛け持ちながら東京での生活を始めた。その後、外資系の証券会社に勤め、最近は日系の証券会社で働いていた。その間、ずっと派遣社員として勤務していた。人員整備を常に行っていた会社では、『正社員になりたいという希望』はなかなか受け入れられないまま、正社員になる期待を与えられていたにもかかわらず、派遣社員としての契約更新が続いていた。

その友人は金融・証券の業界で、資格を取ったり、経験を積んでいた。頻繁な海外出張もあった。会社では、多額のお金を常に扱い、期待や責任ばかりが増してきていたようだった。その一方で、派遣社員のまま何年も経過し、一年、一年の契約更新が苦痛になってきていた様子だった。彼女の責任は増し、経験は豊富になってきていたにもかかわらず、派遣社員の彼女と比べて、正社員の待遇は相当に良かったようだ。二年以上病気で休んでいる社員に対してもほとんど不利益は無く、給与も生活が十分できるくらい支払われていたと言う。派遣社員の友人はというと、一年契約で、そのつど更新があり、次の仕事は?来年の仕事は?どうなるんだろうという不安と共に仕事を続けていた状態にあった。もちろん時間給なので、休めば即給与はマイナス。出勤しなければ、給与は出ないので、生活に支障が出てくる。(病気である正社員に対しての待遇を引き下げろと言っているわけではないけれど…。契約社員の置かれている状況はあまりにも酷だと思う。)

人付き合いもよく、面倒見もよく、がんばり屋、美人でおしゃれ…素敵な女性。マイペースな私とはぜんぜん違う…。がんばり屋で、たくましく働いていた友人が、精神病で入院なんて、くやしい。彼女は、理不尽な労働条件や見通しのつかない仕事の仕方などによるストレスに押しつぶされてしまったような気がする。

リストカットや自殺企図があり、一人生活の自宅では不安で落ち着かず、怖いと言う。今のところ退院できる見通しがついていない。いつ退院できるかわからない不安に襲われ、朝3時頃目が覚めて寝付けないでいる。主治医だった精神科医もお手上げで、病院を転々とした友人、今のところ、とある病院に落ち着いて入院している…。

********************
こんな時、必要に応じて、10人くらい泊まれる大きな家があったらいいと思う。そこには畑もあり、農家に囲まれていて、食費があまりかからない。空気もきれいで、時間の流れがゆったりしているところ。数ヶ月間くらい、一人ぼっちでない生活環境の中で、ゆっくりして、エネルギーの補給をするところ。特に何をするわけでもなく、そこにいる人たちが好きなこと、お互いにできることをやりながら、利害関係のない中でたわいない話をし、安息し、安心感を持って時間を過ごせるところ…。特に、大都会で、女性一人で生活している人たちのために、そんな場所があったらいいのになと思う。

それほどまでに追い詰められる前に、心底からゆったりとして、息抜きできる場に身を置き、同じような課題に直面している人たちと一緒に時間をすごし、悩みを語り合い、自分の歩む道の軌道修正のチャンスがあったらよかった…。

(根本的には、彼女の問題は、個人の問題ではなく、社会の構造的な問題が個人を通して浮上してきたように私は思う。)

彼女も今の日本の「いざなぎ景気」の犠牲者だ。

2006/11/05

おむつ外し学会

今週末は、二日間に渡り『おむつ外し学会』がありました。

一日目は、600名以上の参加者で会場が一杯でした。3会場で同時進行のセミナーがありましたが、立っている人や床に座っていた人たちもいました。

参加者の多くは、高齢者介護に直接携わっていて、現在、行われている“一般的な”高齢者介護や施設介護に疑問や不満を抱いるひとたち。そして、「えっ?あれっ?これおかしいぞ?これ絶対に変!」と思ったことについて、黙ってはいない人たちがたくさん来ていた。だから、職場(現場)で浮いている人、あつまれ~みたいな雰囲気もあった。みんな元気で、ざっくばらんで、パワフルで、味があり、社会福祉や機械的な施設介護の現状について納得していない人たち。そして、実際に自分たちができることはなんだろうと考え、身近なところで具体的に行動している人たち。

『おもつ外し学会』と言えば三好春樹氏。厚生労働省の手先には決してならない三好春樹さんの揺るぎない姿勢が頼もしい。三好さんの言っていることは、よく考えると当たり前なことで、普通のこと。でも、ほとんど誰も声を大にして言わないこと。だからとっても面白いし、うなずける。まさに、「目からうろこ」です。

地域ケアや高齢者介護に関心のある方は、三好氏が代表者である『生活とリハビリ研究所』のホームページを見てみてください。一見する価値あり。

<生活とリハビリ研究所>
http://www.mdn.ne.jp/~rihaken/

2006/11/02

メディア

最近、強く感じること…

新聞などの大衆向けのメディアが、

「みせしめの場」になっている。

「頭をさげて謝罪する懺悔の場」になっている。

「国家権力をみせつける場」になっている。

「タイミングを見計らって都合の良い情報をリークし、『権力者』の思惑を後押しするような世論統制を図る場」になっている。

保坂議員も書いているように…「与党の国会運営の道具」になっている。

<保坂議員のブログ>
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto

2006/11/01

昨年の今頃・・・

昨年の秋、はとこのお兄さんが亡くなった。

今日、山手線の一番前の車両に乗って、若い車掌さんの後姿を見ながら、前方の窓から見えてくる風景を眺めていた。そのとき、ふと、去年亡くなったはとこのお兄さんのことを思い出した。つもりに積もったストレスの発散をしようと、いろんなことを試みていた彼のこと考えながら、「だから、私は自分のペースを崩してまで、無理して周りに合わせて働きたくないんだ!」と心の中で叫んで、泣いていた。


はとこの兄さんはある大企業の研究所に勤めていた。運動があまり得意でないのに、ストレス解消のために何かやらないと、日々のストレスに潰されそうだと言ってスキューバ・ダイビングを始めたという。死んだ日は、会社の保養所のスキューバ・ダイビングのクラスに参加していた。大雨が来ており、海が荒れていたその日、海の中で死んでしまった。

亡くなる前の数年間は、ほとんど毎晩残業で帰りが遅く、休日もほとんどないほどの過労状態が続いていたという。会社の利益に直結する研究の成果を出すことに対してのプレッシャーが相当あったようだ。けれど、家での普段の様子は特に変わりはなかったという。ただ、「アウトドア系でないあの子がスキューバ・ダイビングなんて、それほどまでして解消しなければならないストレスが溜まっているのか…」と彼の母親は感じていたと言う。

理系の人で会社勤めしていたけれど、本当は作家になりたかった人。とても穏やかな人だった。以前は、休みの日はよく友達と出かけたり、家で物書きをしたり、音楽を作ったりしていたという。でも、仕事が忙しくなってからは、好きなことをやる時間がほとんどなかったという…。

間接的だけれども、今の日本の非人間的な超競争社会が、彼の死と関係しているような気がしてならない。悔しい。

こんな風にして、競争社会に取り込まれ、自分の時間や魂や心を犠牲にし、気がついてみれば消えてしまった人はどのくらいいるのだろう。

これからの益々の日本経済の成長を期待している今の政府や大企業。「他の国々には負けてはいられない。特にアジアの国々には負けられない。もっともっと効率よく働いて、成果を出そう。経済大国日本のプライドを守るために!(成果を出していない、お前は、社会のお荷物だ)」と、日本の労働者は追い立てられているような気がする。ゆっくりする時間も、安心して心から休める心地よい居場所も持てないまま、「生きることに疲れた。死んでゆっくりしたい」と感じている人は少なくないんだろうなと、思った。

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好きな言葉:"Differences are not a threat, but a treasure" by Jean Vanier (ジャン・バニエは、尊敬する人の一人です)

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