るるどの覚書
全く私的な独り言から、素朴な疑問や社会的な関心ごとまで、日本での生活の中で感じたり、思ったり、考えたことの覚書ブログ。気軽にコメントして下さると嬉しいです。
「不機嫌な職場」
今朝、『不機嫌な職場』(講談社現代新書・2008年)の書評を読んだ。「旧来の年功序列的考え」と「新しい成果主義的な考え」が共存している職場の問題を浮き彫りにしているような本だと思う。 そんな職場には、二つの極端な考えに固執する従業員の両極が生み出している問題があるという。
私が今行っている職場にも二つの価値観がはびこり、まさに不機嫌な職場そのもの。
わたしの「となりの課長さん」は新しい成果主義的な考えを持ち、仕事はできるけれど、わがままで威圧的な人で周りの人たちのやる気を削いでいる。その人がいないと仕事が進まない、でもその人がいるせいでみんなやる気を失っている。「となりの課長さん」の口ぐせは「そんなの難しくて、お前たちには理解できない、この会社にだってそれを理解できるのは俺を含めて数人だ。いいよ、お前たちはわからなくても、俺がちゃんと分かっているから」と言って、仕事の支持も、説明もしない。というか、説明できないんだろうと思う。その人は教えることは得意ではない。教えている途中で、教えられているほうが理解できないとすぐに、「切れる」。
そうかと思うと、部署で一番えらい「おぼっちゃま」は凝り固まった旧来の年功序列的考えを持っている。穏やかでいい人だけれど、なにも決めないし、責任はみんなで取りましょうという価値観を持っているような人、ぬぼーっとして、仕事ができなくても、やらなくても憎めない人。
私はその二人に挟まって、不機嫌な職場で月曜日から金曜日まで、少なくとも一日8時間過ごしている。
私が今行っている職場にも二つの価値観がはびこり、まさに不機嫌な職場そのもの。
わたしの「となりの課長さん」は新しい成果主義的な考えを持ち、仕事はできるけれど、わがままで威圧的な人で周りの人たちのやる気を削いでいる。その人がいないと仕事が進まない、でもその人がいるせいでみんなやる気を失っている。「となりの課長さん」の口ぐせは「そんなの難しくて、お前たちには理解できない、この会社にだってそれを理解できるのは俺を含めて数人だ。いいよ、お前たちはわからなくても、俺がちゃんと分かっているから」と言って、仕事の支持も、説明もしない。というか、説明できないんだろうと思う。その人は教えることは得意ではない。教えている途中で、教えられているほうが理解できないとすぐに、「切れる」。
そうかと思うと、部署で一番えらい「おぼっちゃま」は凝り固まった旧来の年功序列的考えを持っている。穏やかでいい人だけれど、なにも決めないし、責任はみんなで取りましょうという価値観を持っているような人、ぬぼーっとして、仕事ができなくても、やらなくても憎めない人。
私はその二人に挟まって、不機嫌な職場で月曜日から金曜日まで、少なくとも一日8時間過ごしている。
思想統制
「国語」入試の近現代史(講談社) 著:石川巧
私が以前から感じていた入試国語や現代文読解について異和感を書いている本(書評を読む限りそう思う)。ぜひ読んでみたい。
読解問題は「穏やかな思想統制なのである」という部分に特に共感できた。私もそんな風に思いながら国語の読解問題に触れるたびに感じていた・・・。日本で学生をしていた頃、選択肢が与えられて、ひとつ正しいものを選ぶという読解問題に対して嫌悪感を抱いていたのを思い出した。もちろんそんな態度だから、点数は上がらない。どんな人たちが、どんな思考回路を持っていると、こんな問題で点数を取るんだろうといつも不思議に感じていた。
私が以前から感じていた入試国語や現代文読解について異和感を書いている本(書評を読む限りそう思う)。ぜひ読んでみたい。
読解問題は「穏やかな思想統制なのである」という部分に特に共感できた。私もそんな風に思いながら国語の読解問題に触れるたびに感じていた・・・。日本で学生をしていた頃、選択肢が与えられて、ひとつ正しいものを選ぶという読解問題に対して嫌悪感を抱いていたのを思い出した。もちろんそんな態度だから、点数は上がらない。どんな人たちが、どんな思考回路を持っていると、こんな問題で点数を取るんだろうといつも不思議に感じていた。
「キャラメル工場から」
朝、会社のバス乗り場で待っていると、後ろのほうから声がしてきた。
女性社員:「日本に戻ってきていたんですね。いま、どの建物にいらっしゃるんですか。」
男性社員:「○○館にいるけど・・・いつ首になるかわからないよ。」悲壮感が漂った会話が耳に入ってくる。
バスに揺られながら大きな工場のある職場へ向かう時、ふと佐多稲子の「キャラメル工場から」を思い出した。今も昔も労働者は労働者。あんまり変わっていない気がする。
買収された会社には、海外から社員が指導や管理の為に来ている。バスの中では日本人はじっとしていて、静か。数人の白人の人たちだけが大声で話をしている。
グローバリゼーションは現代版の国際的奴隷制度を推し進めているよう。地元の会社が多国籍企業に買収されて、日本人が支持命令されて動かされているのを目の当たりにすると・・・日本が欧米のマネーと巨大な(根無し草のような)多国籍企業に都合の良い国際ルールによって、日本が植民地化されてきているような気がする。日本人も日本も使われているんだなあと感じる。
女性社員:「日本に戻ってきていたんですね。いま、どの建物にいらっしゃるんですか。」
男性社員:「○○館にいるけど・・・いつ首になるかわからないよ。」悲壮感が漂った会話が耳に入ってくる。
バスに揺られながら大きな工場のある職場へ向かう時、ふと佐多稲子の「キャラメル工場から」を思い出した。今も昔も労働者は労働者。あんまり変わっていない気がする。
買収された会社には、海外から社員が指導や管理の為に来ている。バスの中では日本人はじっとしていて、静か。数人の白人の人たちだけが大声で話をしている。
グローバリゼーションは現代版の国際的奴隷制度を推し進めているよう。地元の会社が多国籍企業に買収されて、日本人が支持命令されて動かされているのを目の当たりにすると・・・日本が欧米のマネーと巨大な(根無し草のような)多国籍企業に都合の良い国際ルールによって、日本が植民地化されてきているような気がする。日本人も日本も使われているんだなあと感じる。
絵本
『ひろしまのピカ』 丸木 俊(著)
『かわいそうなぞう』 土家 由岐雄 (著) 武部 本一郎 (イラスト)
忘れられない絵本に『ひろしまのピカ』と『かわいそうなぞう』がある。ページを開くたびに「どうして、どうして、こんなことが起きなくてはならなかったんだろう」と、涙をこぼしながらよく読んだ。
数年前、母に「私が小さかった頃、どんな絵本が好きだったか覚えてる?」と聞いたとき、「『ひろしまのピカ』をよく開いてみていたわね」と言われた。原爆が投下されたその場にいた人たちが向き合っていただろう恐怖感を想像しながら、怖い、怖いと思いながら、一人で本をそっと開き、読み進めていくうちに、怖いというより、どんどん悲しくなっていった自分の気持ちの変化も思い出す。
上記の絵本や多くの記録に残されてきているような“ありえないような現実”が、今から62年前のこの日本にあった。今ここが戦場でないことは“当たり前”なことではなくて、貴重な平和のある環境なんだと、特に最近、感じる。
『かわいそうなぞう』 土家 由岐雄 (著) 武部 本一郎 (イラスト)
忘れられない絵本に『ひろしまのピカ』と『かわいそうなぞう』がある。ページを開くたびに「どうして、どうして、こんなことが起きなくてはならなかったんだろう」と、涙をこぼしながらよく読んだ。
数年前、母に「私が小さかった頃、どんな絵本が好きだったか覚えてる?」と聞いたとき、「『ひろしまのピカ』をよく開いてみていたわね」と言われた。原爆が投下されたその場にいた人たちが向き合っていただろう恐怖感を想像しながら、怖い、怖いと思いながら、一人で本をそっと開き、読み進めていくうちに、怖いというより、どんどん悲しくなっていった自分の気持ちの変化も思い出す。
上記の絵本や多くの記録に残されてきているような“ありえないような現実”が、今から62年前のこの日本にあった。今ここが戦場でないことは“当たり前”なことではなくて、貴重な平和のある環境なんだと、特に最近、感じる。
精神科医だけでなく、多くの方々に読んでもらいたい本
とても読みやすく書かれている本です。集団と個人、社会と精神病、カルト、戦争、日本においての精神医療の歴史などについて関心を持つ方には、特にお勧めの本です。
『99歳精神科医の挑戦-好奇心と正義感』秋元波留夫 2005 岩波書店
内容(「BOOK」データベースより)
パソコン5台を駆使してインターネットと日々旺盛な執筆活動―1世紀を生き抜き、高齢時代の最先端を行く“いきいき老人”の、驚異の人生と現代日本への洞察。
内容(「MARC」データベースより)
100歳を目前にしてなお障害者の社会復帰運動の先頭に立ってまい進する精神科医が、20世紀の生き証人として日本の過去を振り返りつつ、社会の今後のあり方について明快な処方箋を提示する。
**************************
『実践 精神医学講義』 秋元波留夫 2002 日本文化科学社
内容(「BOOK」データベースより)
本書は、著者の20世紀精神医学の歩みの総決算ともいうべきもので、今日および明日の精神医学と精神医療にとって重要であるにも関わらず、何人も触れることのなかったテーマを取り上げた、在来の精神医学教科書とはだいぶ趣きを異にする教科書らしくない実践的教科書である。
内容(「MARC」データベースより)
日本の精神医学の歴史、精神障害の定義、臨床例、医療施設から地域社会までにおけるリハビリテーション、精神障害者と社会の緊密な連関などを論文等をもとにまとめる。著者の20世紀精神医学の歩みの総決算。
『99歳精神科医の挑戦-好奇心と正義感』秋元波留夫 2005 岩波書店
内容(「BOOK」データベースより)
パソコン5台を駆使してインターネットと日々旺盛な執筆活動―1世紀を生き抜き、高齢時代の最先端を行く“いきいき老人”の、驚異の人生と現代日本への洞察。
内容(「MARC」データベースより)
100歳を目前にしてなお障害者の社会復帰運動の先頭に立ってまい進する精神科医が、20世紀の生き証人として日本の過去を振り返りつつ、社会の今後のあり方について明快な処方箋を提示する。
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『実践 精神医学講義』 秋元波留夫 2002 日本文化科学社
内容(「BOOK」データベースより)
本書は、著者の20世紀精神医学の歩みの総決算ともいうべきもので、今日および明日の精神医学と精神医療にとって重要であるにも関わらず、何人も触れることのなかったテーマを取り上げた、在来の精神医学教科書とはだいぶ趣きを異にする教科書らしくない実践的教科書である。
内容(「MARC」データベースより)
日本の精神医学の歴史、精神障害の定義、臨床例、医療施設から地域社会までにおけるリハビリテーション、精神障害者と社会の緊密な連関などを論文等をもとにまとめる。著者の20世紀精神医学の歩みの総決算。
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